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2017年4月13日 AM 10:56

情熱店長ブログ

〈小説「新・人間革命」〉 雌伏 十六を読んだ感想と決意 島幸弘

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山本伸一は、石塚勝夫に言った。
 「お父さん、お母さんを、生涯、大切にするんですよ。父母の恩に報いることから、人間の道は始まります。報恩の心を忘れない人が、真の仏法者なんです」
 さらに、個人会館を提供してくれていることへの感謝を伝えながら、日ごろ、心すべき点についても語っていった。
 「ともかく近隣に迷惑をかけないよう、会合の中心者ともよく連携し、駐車、駐輪、話し声など、細かく気を配っていくことが大事です。大変でしょうが、周囲のお宅には足しげくあいさつに伺い、『何かあったら、すぐにおっしゃってください』と、意思の疎通を図っていくことが大切です。
 近隣の方々が、快く協力し、応援してくださるようになれば、それ自体が広宣流布の姿なんです。個人会場は、広布の民衆城です。そこに、堅固な信頼の石垣を築くことが、学会を盤石にしていくことにつながります」
 伸一は、それから、自宅の隣にある個人会館を訪問した。一階は、石塚の営む建築電気工事会社の事務所になっており、二階が三十畳ほどの会場であった。そこには、佐久本部の支部幹部ら地元の代表が集っていた。伸一は、一緒に勤行し、ここでも懇談のひとときをもった。
 彼は、佐久の同志に、句を詠んで贈った。
 「忘れまじ 佐久の幸ある 瞳かな」
 「佐久の友 今日はいかにと 祈る日日」
    
 石塚宅から伸一が向かったのは、蔵林龍臣の家であった。蔵林家は江戸初期から庄屋を務めた旧家であり、母屋は築三百五十年で、地元では「鶯館」と呼ばれているという。
 主の龍臣は、家の前で和傘を差して立ち、伸一と峯子を迎えた。
 「約束を果たしに来ましたよ」
 伸一は、こう言って笑顔を向けた。
 蔵林は、六年前に東京で行われた本部幹部会の折、自宅が江戸時代からの旧家であることを伝え、訪問を要請したのである。

 

 〈小説「新・人間革命」〉 雌伏 十六を読んだ感想と決意 島幸弘

広宣流布の姿とは、地域、近隣の方々の私共創価学会員の姿をとおしてみて頂く事、そして常識的な行動・生活により理解していただける様に配慮を行う事である。また池田先生は6年前の約束をきちんと果たす。仏法者とは報恩感謝の生き方を心からできるものであると再認識しました。私らしく桜梅桃李の人生をおくってまいります。