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2016年11月27日 AM 10:01

情熱店長ブログ

広布50周年の明年へ シンガポール創価学会が幹部会 (聖教新聞より転載)

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もはやこの国の経済的な豊かさを、あらためて強調するまでもないだろう。GDP(国内総生産)で比べた場合、日本の方が上回っているが、
人口の数で割った一人当たりのGDPでは、日本を大きく引き離した。世界有数の経済大国シンガポールである。
 世界大学ランキングでもアジアのトップに輝いた国立シンガポール大学などを擁する人材立国として、今なお発展を続けている。
 
 しかし、その華やかに見える景観や人々の生活の表面を眺めているだけでは決して見えてこない、いつの時代も変わらぬ人間の悩みがある。
事業の失敗からの経済苦、家庭不和、さらに近年は、学生や子どもたちが競争教育にさらされるストレスから、心身のバランスを崩してしまう
ケースもあるという。
 これまで政府や社会からSSAに寄せられる評価の声は、多民族・多宗教の同国において、相互理解のための宗教間対話を進めるなどの社会
貢献活動に対して寄せられるものが多かったが、それと同時に現在では、シンガポールで「心の豊かさ」を育むSSAの友の「励まし運動」に
注目が集まっている。
 婦人部の許美卿さん(支部婦人部長)は、夫の事業難からの経済苦と、自身の人間関係に悩むたび、池田先生の指導に活路を求めてきた。
「人」ではない。「自分」が変わることだ。「いつか」ではない。「今」戦うことだ――そう祈り、対話に励んだ。
 すると、不思議なほどに事業を支えてくれる人が現れ、経済苦を克服できた。これまで仏法対話を重ねた相手は約1200人。支部もシンガ
ポールをけん引する弘教と青年の拡大を成し遂げている。
 壮年部の陳利強さんはこの10年間、経済苦や息子の介護と向き合いながら、地区部長、支部長を務めてきた。息子はラグビーの試合中に事故
に遭い、半身不随に。親子共に絶望に沈む中で、ずっと励ましてくれたのが同志であった。
 自分が苦しんだからこそ、人の痛みにも寄り添えるはず――そう思い、対話に歩いた。池田先生の指導を手書きでまとめたノートも作った。
友の悩みに沿った指導を紹介するためである。
 シンガポールという土地らしく、英語と北京語の併記だ。手間はかかるが「心を尽くした分だけ、思いも伝わるから」。今では経済苦も克服し、
全支部をリードする支部長として活躍する。
 未入会だった息子も、題目を唱え始め、将来の夢を持ってリハビリに励む日々だ。
 15歳で信心を始めた女子部の周雪貞さん。早すぎる父の死、経済苦、学業不振を、信心と同志の励ましによって乗り越えてきた。「
池田先生のもとで学びたい」と、2010年に創価大学大学院へ進学。帰国後は女子学生部の副部長、女子部では部長等を歴任し、今、圏副女子部長として友の励ましに走る。
 
 ◇ 
 幹部会もまた、シンガポール創価家族の温かさと、熱い「青年力」がみなぎる集いとなった。SSAの葉金泉副理事長、笠貫SGI女性部長の
話の後、突然、会場後方から一人の青年が姿を現し、三色旗をたなびかせながら、場内中央を駆け抜けた。壮年・婦人たちが驚きとも歓声ともつかない声をあげる。
 
 続いて3人の青年部・未来部の代表が、2メートル四方はあろうかという大旗を持って、会場前方に直立した。それぞれ「青年部」「学生部」
「未来部」の部旗である。高く高く掲げたその旗は、「創価の青年ここにあり!」と示しているかのようだった。
 邱宜漢青年部長がマイクを取った。「私たちは今、シンガポール広布50周年の明年に向かい、重要な岐路に立った!」。その瞬間、場内の
男女青年部・未来部の代表が一斉に立ち上がる。
 
 「ウィー・アー・ザ・ユース・オブ・SSA!(私たちはシンガポール青年部だ!)」
 全員の声が一つに溶け合い、勢いを増していく。シンガポールの「青年部宣言」である。
 「私たちは誓う。シンガポールに崩れぬ人材城を築き、永遠に世界広布のモデルとなることを!」
 そして「青年よ広布の山を登れ」の大合唱へ。初めは、「池田先生に届け」と日本語で、続いて特別に用意された英語詞へ――。
   
 〽Forever youth arise(どこまでも青年は立ち上がる)
 Hope is to realize(希望の世界を実現する)……
 Forever with Sen-sei we fight(どこまでも先生と共に戦う)
 ……And we have won(そして、勝利するまで)
  
 歌い終わるや、場内を割れんばかりの歓声と拍手が包んだ。
 続いて、シンガポールの新人事が紹介され、薛舜卿婦人部長、呉錦華壮年部長、翁可欣女子部長が誕生した。薛婦人部長が「これまでにないほどの祈り、
これまでにないほどの励ましに徹していきます」と新任抱負を。鄭永吉理事長が「明年のシンガポール広布50周年を目指し、地区を中心として、若々し
く、大胆に、活動を展開していこう」と呼び掛けた。
 原田会長は、いかなる障魔を前にしても、池田先生の指針や励ましを胸に、「団結」と「勇気」と「若き力」で勝ち抜いてきたシンガポールの同志を最大にたたえた。
 
 ――池田先生は、この日に寄せたメッセージで呼び掛けた。
 「『生涯青年』の心意気で青年を励まし育て、青年から学び、青年と共に前進して偉大な地涌の陣列を築いてまいりましょう」と。
 「青年の国」――池田先生はシンガポールを初訪問した1988年、ダイナミックな活力に満ちて発展を続けていたシンガポールを、こう評した。
あの時と変わらない、いや、それ以上の勢いをもって、“獅子の都”の青年たちは、新たな前進を開始した。
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