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2016年11月25日 AM 08:14

情熱店長ブログ

インドネシアが団結と躍動の総会(2) 聖教新聞より

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“魂の独立”から25年「大勝利宣言」のインドネシア総会
多様性の国から調和の哲学を世界へ
幸福社会へ! 我らに登れぬ山はない
 
インドネシアの同志は、とにかく仲がいい。総会中も、ひっきりなしに声援が飛び交う。婦人部の代表が民族楽器アンクルンを使ってSGI愛唱歌「21世紀のマーチ」を奏でると、誰からともなく手拍子と歌が始まり、瞬く間に大合唱となる。
 “そうだ。この創価家族のぬくもりが、私は大好きなんだ”。ステージを見つめていたライ・センさんが目頭を押さえた。シンガポールに程近いバタム島から集った、39歳の支部長。その近くで、男子部本部長を務める弟のアントさんも、ほほ笑んでいる。
 ライ・センさんは7人きょうだいの長男。幼い頃の生活は貧しかった。食卓には魚が一匹。それを食べ盛りの子どもたちで分け合う。家も「家」と呼ぶには程遠い造りで、まず床がなかった。土の上に木材の柱を立て、囲んだだけの“小屋”だった。寝る時も薄い板の上に、家族全員で1枚の布にくるまった。
 母は真剣に題目を唱えていた。「祈りは必ず叶うのよ」と。楽しい思い出として刻まれたのが、学会の座談会。「君には偉大な使命がある」と真剣に語り、励ましてくれる大人たちに囲まれ、「生活苦など忘れてしまうほど、幸せな気持ちに包まれたのです」。
 社会人になり、学会活動に本気で取り組むと、仕事も人間関係も、不思議なほど好転した。自宅も購入。弘教を実らせた相手と結婚もできた。何より、日々の生活で精いっぱいだった自分が「平和に尽くしたい」と思えるようになった。
 2010年、母は安らかに霊山へと旅立った。「私の祈りは叶いました」と、ほほ笑みながら。
 母の祈り――それはわが子が広布の後継者に育つこと。ライ・センさんは翌11年、34歳にして支部長に。大好きな座談会に多くの知人、友人を誘い、「一緒に幸せになろう! 共に平和に尽くしていこうよ!」と語り合う日々だ。
 同じバタム島から参加した、バタム本部バレラン支部のヘンリー・チャンドラ支部長、ミナ支部婦人部長も、力を注ぐのは座談会。「会う人会う人に、『座談会に来ませんか』と自然に声を掛けてしまうんです」と二人は言う。
 弘教が次々と実り、この4年間で支部のメンバーが50人以上も増えた。本年9月に日本で行われたSGI青年研修会には、バタム島から2人が参加。
 先月、四国で行われた本部幹部会にもミナ支部婦人部長が参加し、新歌詞となった「紅の歌」を歌った。「今、バタム島には、日本から持ち帰った“池田先生の心”があふれています。師匠への報恩の戦いは、いよいよこれからです!」
 東ジャワ州から駆け付けたスマルゴさんは62歳の地区部長。2004年に御本尊を受けた。入会のきっかけは、知人にだまされて多額の借金を背負い、気落ちしていたのを見かねた友人が、座談会に誘ってくれたことだった。何があっても前向きに生きるメンバーの姿に触れて、「私も諦めを捨てよう」と決めた。今では経済革命を成し遂げ、地区座談会の会場となる自宅も手に入れた。
 「だけど」とスマルゴさんは言う。「一番の功徳は、素晴らしい師匠と同志に恵まれたことです」。この尊敬と感謝の心こそ、インドネシアの発展の鍵に違いない。
 池田先生はメッセージで呼び掛けた。
 「どうか皆さんは一日また一日、朗々と題目を唱え、断固たる負けじ魂を燃やして人間革命の大道を歩み、自分らしく信心即生活、仏法即社会の見事な実証を示し切っていってください。
 そして、皆で仲良く誠実に、信頼と仏縁の種を地域にさらに蒔きながら、いや増して幸福の拡大、友情の拡大、人材の拡大を成し遂げていっていただきたいのであります」
 総会ではペーター・ヌルハン議長、マガレナ・ポリム婦人部長が「よりよきインドネシア社会の建設へ、青年の拡大に一段とまい進を」と強調。笠貫SGI女性部長に続き、原田会長が「世界広布の実像は、一対一で心を結び合う中にこそある」と訴え、ここからアジア広布の新時代をと呼び掛けた。
 ――総会が終わり、記念撮影を終えるやいなや、「ジョウショウ(常勝)・インドネシア!」という叫び声が飛んだ。池田先生が示した指針である。
 歓呼は次々に伝わり、「ジョウショウ! ジョウショウ!」の声が鳴りやまない。
 青年たちが、近くにいる友の肩を抱き、体を左右に揺らしながら何度も叫んでいた。
 「インドネシアは勝ち続ける! 池田先生と、心は一つ!」