創価学会仏壇の桜梅桃李のお知らせ・日常が、ここでご覧になれます。

  • 桜梅桃李.com
  • 昭和57年創業以来38,000件以上の創価学会仏壇を安心価格でお届けしています。
  • 昭和57年創業以来38,創価学会・SGI仏壇の事ならお気軽にご相談ください
  • 0120-7676-43 電話受付 10:00~18:00 水曜・日曜定休
サイズから選ぶ

2016年11月15日 AM 10:46

情熱店長ブログ

〈小説「新・人間革命」〉 源流 六十二を読んだ感想と決意 島幸弘

2016111510473.png
山本伸一が今回のインド訪問で会談したインドの指導者は、マハトマ・ガンジーの思想、精神を継承し、大インドを担っていた。
ガンジーは凶弾に倒れたが、その同志であり、また弟子である彼らは、等しく心にガンジーをいだいていた。この精神の水脈がインドの大地を潤す限り、この国は精神の大国であり続けるにちがいないと、伸一は思った。
 
シン知事の笑顔に送られ、知事公邸を後にした伸一の一行は、ビクトリア記念堂を見学した。インド皇帝を兼務していたイギリスのビクトリア女王を記念し、二十世紀の初めに造営された、白大理石の美しい建物である。
館内の見学を終えて外に出ると、小学四、五年生くらいの子どもが教師に引率されて見学に来ていた。ここでも子どもたちが伸一の周りに集まり、語らいの花が咲いた。
 
そこから一行が車で向かったのは、シン知事が総長を務めるラビンドラ・バラティ大学であった。図書贈呈のためである。同大学は詩聖タゴールの生家の敷地に建つ、彼の思想、精神を継承する教育の城である。
タゴールは、詩歌をはじめ、小説や戯曲、音楽、絵画などにも類いまれな才能を発揮した芸術家であり、思想家、教育者である。
 
アジア人初のノーベル文学賞の栄誉にも輝いている偉大なベンガル人であり、東洋と西洋の融合を求めた「世界市民」でもあった。
彼は、圧政にあえぐインドの民の声なき声を汲み上げ、人間性の勝利と平和を詠い続けた。四十代で愛する妻を、さらに子どもたちを亡くすが、悲哀の涙の乾かぬなかで、イギリスによる故郷ベンガルの分割に対する反対運動に挺身し、苦難の嵐の中を突き進む。
 
悲哀なき人生はない。それを乗り越えて歓喜をつかむことが、生きるということなのだ――これが詩聖の魂の叫びであろう。
彼の詩は、万人の生命を包み、励ます。
インド国歌がタゴールの作詞・作曲であることは有名だが、パキスタンから分離独立したバングラデシュの国歌「我が黄金のベンガルよ」も、彼が作詞・作曲した歌である。

 〈小説「新・人間革命」〉 源流 六十二を読んだ感想と決意 島幸弘

詩聖タゴールの偉大な功績を考える時、一人の人間の至高の志は人々に勇気と希望を与えていく事は間違いない。私たち創価学会員の人生においても同じことが言える事であると確信する。人生幾山河有ともおおらかに悠々と我が人生を勝ち飾りたいものである。