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2016年11月 9日 PM 10:37

情熱店長ブログ

〈小説「新・人間革命」〉 源流 五十八を読んだ感想と決意 島幸弘

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休憩所の主に請われて、山本伸一たちは、好意に甘え、自宅に伺うことにした。
 家は石造りであった。主は、庭を案内し、井戸の使い方も丹念に説明してくれた。
 中庭で懇談が始まった。一行が最初に紹介されたのは主の母であった。インドの家庭では、年長者への尊敬心が厚いようだ。
 家族総出で、紅茶と菓子を振る舞ってくれた。一行のために、今、木の実の料理も作っているという。
 
 伸一は、ぶしつけなお願いとは思ったが、その様子を見せてほしいと頼んだ。人びとの暮らしを知っておきたかったのである。快く台所に案内してくれた。
 二人の娘が、土間の片隅にしゃがみ込んで、七輪のようなコンロで、ミルクや湯を沸かしたり、木の実を炒めたりしていた。
 水道も、ガスも、立派な調理台もあるわけではない。しかし、土間にはきれいに水が打たれ、清潔な感じがした。
 
 出された菓子は、すべて自家製である。また、クッションなどのカバーや子どもの服など、多くが手作りであった。モノは、決して豊富とはいえないが、一つ一つの品に愛着があふれ、人間的な温かさ、心の豊かさが感じられた。日本など、先進諸国が失いつつあるものが、ここにはあった。
 紅茶をすすりながら、語らいは弾んだ。
 
 伸一は、「家族は何人ですか」と尋ねた。
 主は「七人、いや八人です」と言うと、にこにこして、一匹の大きな犬を抱えてきた。
 「この犬も、家族の一員ですから」
 
 主の表情には、“家族”であるとの思いがあふれていた。単なるペットではなく、仕事の役割も担う共同生活者なのであろう。
 三十分ほどの訪問であったが、伸一たちと家族は、すっかり打ち解けた。帰りがけに伸一が記念の品を渡すと、主は、「必ず、また来てください」と言って、何度も彼の手を握り締めた。出会いを大切にし、対話を交わすことから、心は触れ合い、人間の絆が育まれていく。国境も、民族の壁をも超えて。

 〈小説「新・人間革命」〉 源流 五十八を読んだ感想と決意 島幸弘

一般的にどのような会合であっても、会合に準じた様相である意味、外見も心も装うおっていることが多くそれが普通でもあると思う。しかし、家庭訪問をして行くと、玄関先でればその世界があり、ちょっと上がっていきますか?と言えばその先の世界が開ける。また幾度も話すことができれば胸襟を開いた現実的な世界がそこにはあるだろう。人は自分の事を知ってほしいという気持ちがる。その気持ちを分かろう、もしそれがつらい事であったなら、同苦していこう。一緒に題目をあげて乗り越えていこう!そこに創価学会の信心がる。