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2016年11月 7日 AM 07:35

情熱店長ブログ

〈小説「新・人間革命」〉 源流 五十六を読んだ感想と決意 島幸弘

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山本伸一は、ガンジスのほとりに立って空を仰いだ。既に夜の帳につつまれ、月天子は皓々と輝きを増していた。
 一陣の風が、川面に吹き渡った。
 伸一の眼に、東洋広布を願い続けた恩師・戸田城聖の顔が浮かび、月の姿と重なった。
 彼は、心で叫んでいた。
 “先生! 伸一は征きます。先生がおっしゃった、わが舞台である世界の広宣流布の大道を開き続けてまいります! 弟子の敢闘をご覧ください”
 月が微笑んだ。
 その夜、宿舎のホテルで伸一は、妻の峯子と共に、戸田の遺影に向かい、新しき広布の大闘争を誓ったのである。
 
 翌十二日、伸一たち訪印団一行はナーランダーの仏教遺跡をめざした。パトナから車で二時間余りをかけ、この壮大な遺跡に立ったのは、午後二時過ぎであった。
 鮮やかな芝生の緑の中に、歴史の堆積されたレンガ造りの遺跡が続いていた。回廊が延び、階段があり、水をたたえた井戸がある。学僧が居住し、学んだ僧房が並ぶ。
 
 紀元五世紀、グプタ朝の時代にクマーラグプタ一世によって僧院として創建され、次々に増築拡大されていったという。そして、ハルシャ朝、パーラ朝と、十二世紀末まで七百年の長きにわたって繁栄を続け、仏教研学の大学となってきたのだ。
 案内者の話では、ナーランダーの「ナーラン」は知識の象徴である「蓮」を、「ダー」は「授ける」を意味するという。
 
 ここには、インドのみならず、アジアの各地から学僧が訪れ、最盛時には一万人の学僧と千人もの教授がいて、仏法の研鑽が行われていた。計算上では教授一人に対して学僧は十人となり、小人数での授業が行われていたことが推察できる。
 師弟間の対話を通して、一人ひとりと魂の触発を図る――そこにこそ、人間教育の原点がある。また、それによって、仏法の法理は世界に広がっていったのだ。

 源流 五十六を読んだ感想と決意 島幸弘

歴史、世界史、日本史、など学生の時に習いとても興味を抱いたことがあった。今でも大河ドラマなど興味は尽きない、歴史も解釈により様々な憶測が出てくることも事実である。しかし、現実の社会を見渡すと先人の大切にしていた文化が影をさし、便利と利害関係のみが先行しているようにも見える。大切な人間の純粋で素直な心こそが大切であり強欲きわまる時代を誠実な心で生き抜く事が世の中に一石を投じていく事になるだろう