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2016年10月20日 AM 07:44

情熱店長ブログ

〈小説「新・人間革命」〉 源流 四十一を読んだ感想と決意 島幸弘

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山本伸一は、ジャッティー副大統領と会談した九日の午後、ニューデリーにあるジャワハルラル・ネルー大学を訪問した。
教育交流の一環として、図書を贈呈するためである。
同大学は、その名が示す通り、故ジャワハルラル・ネルー首相の思想を基調に、新しい学問の創造をめざして創立され、
言語学部を除いて大学院課程のみの国立の大学院大学である。当時、学生総数は約二千二百人、教授陣は約五百人であった。
 
伸一は、この訪問で、コチェリル・ラーマン・ナラヤナン副総長と語り合えることを、ことのほか楽しみにしていた。
インド社会には、「不可触民」と呼ばれ、カースト制度の外に置かれて差別され続けた最下層の人たちがいた。副総長は、
その出身だが、国家を担う逸材として期待されていたのである。
 
カースト制度は、インドの近代化を推進するうえで、超えねばならない大きな障壁であった。既にカーストによる差別は
禁じられていたが、慣習として根強く定着していた。
 
「生まれ」によって人間に貴賤のレッテルを貼ることに真っ向から対決し、人間は生まれではなく、行為によって賤しくも
なれば貴くもなると説いたのが釈尊であった。
 
マハトマ・ガンジーもまた、インドの独立とともに、最も卑しめられてきた最下層の「不可触民」の解放を最大の悲願とし、
その人びとを、「ハリジャン」(神の子)と呼んで、最大の敬意を表した。
 
カースト制度は、都市部にあっては職業カーストとして細分化され、清掃一つとっても床とトイレとでは、行う人のカーストが異なる。
しかし、それによって、人びとの仕事が保障されているという現実もあった。それだけに、この制度の克服は容易ではなかった。
 
だが、何よりも大切なことは、偏見と差別をもたらしてきた、人びとの心のなかにあるカースト制度を打破することであろう。
それには、万人が等しく仏の生命を具えた、尊厳無比なる存在であると説く、法華経の教えに立ち返ることだ。

 源流 四十一を読んだ感想と決意 島幸弘

インドのカースト制度は、差別制度として世界でもとても有名です。人間は平等であり、その尊厳は大切にしなければならないが、職業にこのような制度が蔓延してしまうと、今度はその制度が職業の保証にもなってしまう。これによって生活ができる人々も存在するという現実の事実。これを変革する事は至難の業であると私も思う。

ここでもう一つ深く考える事にしよう。カースト制度は見直されて現在では制度自体は無くなり表面上存在しないはずであるが、実際にいまだに継続している事実がある。人間の営みはそれを受け入れ存続する時にその流れが常識とされ継続していくものでもある。

制度という実態はないが、人間の思考自体に差別の心ががあれば、その考えが現実化し一人の人間から差別のある世界が出来上がることも事実である。これが「いじめ」の原因にもなっている。

創価学会・日蓮大聖人の信仰は人はみな平等であり、人間の尊厳は尊び、あらゆる宿命・宿業に泣かされる日々を自らの生命に存在する仏界の力を持って変革していく力がある。

一人の人間革命は・・から続く人生の勝利劇を全地球の人々に広げていきたい!