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2016年9月27日 AM 09:18

情熱店長ブログ

〈小説「新・人間革命」〉 源流 二十二を読んだ感想と決意 島幸弘

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山本伸一はデサイ首相に、「ぜひ、日本にお迎えしたい」と語った。もし、訪日が実現すれば四度目の訪問となる。
 「日本に行きたいとは思っていますが、具体的な計画はありません。私はむしろ、日本の首相にインドを訪問していただきたい」
 さらに、日本にいちばん期待したいことは何かを尋ねると、即座に答えが返ってきた。
 
 「フレンドシップ(友情)です。友情の絆さえ強まれば、あとは自然にさまざまなことができるものです。世界平和に貢献していく力ともなります。
 私たちは、日本から多くのことを学びたいと思っています。日本人は非常に規律正しく勤勉であり、愛国心に富んでいます。互いに友人になることこそ、すべての出発点です」
 伸一は嬉しかった。友情の大切さは、彼が主張し続けてきたことであったからだ。
 
 また、首相は、「真理を追究するという姿勢を政治に取り入れたい。これを政治の最大のテーマとしています」と語った。そして未来を仰ぐように目を細め、言葉をついだ。
 「世界は軍縮が実現されるならば、すべての国の人たちが友人になり、仲良くなることができます。さらに、世界政府ができ、すべての国が一致協力してやっていける時代が来ることを、私は念願し   ているんです」
 
 約一時間にわたる会談は瞬く間に過ぎた。最後に伸一が真心の応対に深謝すると、首相は一冊の本を贈った。『バガバッド・ギーター』(神の詩)を自ら解説した著書『私のギーター観』であった。 『バガバッド・ギーター』は古代インドの叙事詩「マハーバーラタ」の一部であり、インドの聖典とされ、ガンジーの思想の支えにもなったといわれる。
 この書の冒頭部分には、「幸福は、心の平和と歓びを得ることにある。それは、自分のなすことに充実感をもつことから生まれる」(注)とある。深い哲学性にあふれた言葉である。デサイ首相との  会談は、“精神の大国・インド”を探訪する旅の幕開けにふさわしい語らいとなった。
 
 小説『新・人間革命』の引用文献
 注 Morarji Desai著『A View of THE GITA』S.CHAND & COMPANY LTD(英語)

 源流 二十二を読んだ感想と決意 島幸弘

新しい対話は心の交流となり、やがて友情として結実して行くだろう。池田先生の世界の有識者との対話は私たち学会員の模範でありお手本であると考える、されば自分自身が新たな人間関係を作り、新たな対話を始めていきたい。