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2016年9月 8日 AM 09:47

情熱店長ブログ

〈小説「新・人間革命」〉 源流 七を読んだ感想と決意 島幸弘

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九竜会館での記念勤行会が行われた四日の夜、山本伸一は香港本部長会に出席した。
 彼は、参加者の近況や意見を聞きながら、一人ひとりに励ましの言葉を送った。
 「広宣流布といっても、遠くにあるものではなく、身近にあるものなんです。まず自分自身を信・行・学で磨くこと。家庭を盤石にすること。そして、地域に貢献できる力をつけていくこと。地道に努力を重ね、一つ一つ勝ち取っていくなかに信心があるんです」
 「財物を得て感じる幸せには限りがあります。しかし、信心によって勝ち得る幸せは、満足の深さが違う。それを実感してほしいんです。信心を一生涯やり抜いた人は、本当の“人生の勝利者”になることができます」
 また、幹部の在り方について触れ、「メンバーに対しては、わが兄弟、姉妹のように、わが家族のように、親切にしてあげてほしい。人間は機械ではありません。人と人との信頼の絆があってこそ、信心の理解も進むんです」と指導した。
 インドへ向かう五日の午後、伸一は、出発を前に、九竜の尖沙咀にある故・周志剛理事長の家を訪ねた。
 途中、大通りを歩いていると、地下鉄工事の現場近くで、同行していた香港の幹部が、一人の青年を見つけ、伸一に紹介した。工事の作業員として働いており、ちょうど昼食を取るために、地上に上がってきたのだという。彼は、瘦せて顔色も優れなかった。持病の喘息で苦しんでいるという。
 「大変だね。私も青年時代に胸を病んだので、呼吸器疾患の苦しさはよくわかります。ともかく体を大事にして早く健康になることだよ。医者の言うことをよく聞いて、工夫して休養を取り、しっかりと栄養を取ること。そして、根本は生命力を強くするしかありません。それには題目です。元気になってみせると決めて、真剣に唱題していくんです。
 必ず健康になるんだよ。約束しよう!」
 全力で励まし、握手を交わした。一瞬の対話が人生の転機になることもあるからだ。

 源流 七を読んだ感想と決意 島幸弘

人間と人間、心と心の交流、まず自分自身を信行学で磨き、足元を固め、地域に貢献できる人生。メンバーには優しく接し、自分自身の信心の体験を語っていきたい