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2016年7月13日 AM 09:29

情熱店長ブログ

〈小説「新・人間革命」〉 清新 二十五を読んだ感想と決意 島幸弘

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「おばんでございます!」
 東北風の伸一のあいさつに場内は沸いた。
 「皆さんは、苦労され、頑張ってこられたんだから、今日は堅苦しい話は抜きにして、歌でも歌って楽しくやりましょう。
 さあ、どなたか、歌ってください。ただし学会歌以外にします」
 年配の男性が古い歌謡曲を歌いだした。皆が手拍子を打つ。空気は一気に和んだ。
 次から次へと立ち上がり、「八戸小唄」「黒田節」と歌いだす。青森支部の初代支部長の金木正が、もう一人の壮年と「佐渡おけさ」を歌った。
 「うまいね! アンコール、アンコール」
 伸一の言葉に、金木は直立不動で、「それでは子どもの時代に戻りまして『ハトポッポ』を歌います」と言って、両手を左右に広げ、羽のように動かしながら歌い始めた。
 金木は税理士をしており、謹厳実直で冗談一つ言わぬだけに、皆の驚きは大きかった。
 さらに、東北地方に伝わる数え歌を、箒を手にして踊りながら歌い始めた。
 「カンカラカンとカンマイダ 一羽もしんじょ……」
 皆、腹を抱えて大笑いし、声を合わせる。
 伸一は東北長の山中暉男を呼んで言った。
 「みんなの顔を見てごらん。あの目を見てごらん。本当に嬉しそうじゃないか! この顔を絶対に忘れてはいけないよ。楽しく自由にやれば、みんな生き生きと頑張るんだよ。そうすれば、東北は全国一になる。みんなの喜びを引き出していくのがリーダーだよ」(聖教新聞より転載)
 
「リーダーとはどうしたらみんなが喜んで頑張れるか?そのためにどうしたらよいのかを一番考え真っ先に実践する人、そんな人になって行く」