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2016年6月10日 AM 06:39

情熱店長ブログ

〈小説「新・人間革命」〉 力走 六十六の感想と決意 島 幸弘

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伸一は、開会前、二十人ほどの青年たちと記念のカメラに納まった。一九六九年(昭和四十四年)の十月、香川県立体育館で行われた四国幹部会で合唱を披露した、「香川少年少女合唱団」のメンバーである。
 彼は、この四国幹部会終了後、幼い合唱団員と一緒に写真を撮り、こう語った。
 「今日は、全国、全世界の少年・少女部の代表という意味で記念撮影しました。
 みんなのなかから大人材が育っていくと、私は強く確信しています。十年後に、また会おう。みんな、立派な人になるんだよ」
 “十年後”――この言葉が、皆の目標となった。それから十年目に入った今、メンバーは伸一の四国訪問を聞き、互いに連絡を取り合って、喜び勇んで駆けつけてきたのだ。
 かつての小学生は、凜々しく、はつらつとした青年に育っていた。伸一は嬉しかった。
 「よく来たね! 本当に大きくなったなー」
 彼は、感慨を嚙み締めながら目を細め、声をかけ、一緒にカメラに納まった。皆、この日をめざして、立派な創価の後継者に育とうと決意し、受験や就職、また学会活動に奮闘してきたにちがいない。
 決意は大成の種子である。しかし、決意を成就するには、日々の着実な挑戦と努力が必要である。勝利の実証が尊いのは、その粘り強い精進の蓄積であるからだ。
 彼は、二十一世紀を託す思いで語った。
 「負けないことだよ。真っすぐに伸びるんだ。真っすぐ伸びて、大樹になるんだよ」(聖教新聞より転載)
「若き生命に刻まれた師匠の言葉は一生涯自身の命にほとばしる使命の歓喜へと昇華して行く!」