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2016年5月18日 AM 05:37

情熱店長ブログ

〈小説「新・人間革命」〉 力走 四十六を読んだ感想 島 幸弘

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「黒山芳次さんです。研修道場の整備に尽力され、しだれ梅や椿、桜の木などを寄贈してくださいました」
 伸一は、黒山の手を握りしめて言った。
 「ありがとうございます」
 黒山は、目を潤ませて語った。
「先生! ずっと、お会いしたいと願い続けておりました。嬉しいです」
「私の方こそ、お会いできて嬉しい。今日は、奥さんはご一緒ではないのですか」
「家におります」
「奥さんも一緒に来られたらよかったのに。今度、お宅へ、御礼にお伺いします」
「めっそうもない。わしの家は、イノシシ小屋のようなものですから」
「でも、イノシシ小屋でも、御本尊様は、御安置してありますよね」
「はい……」
「それならば、お宅は常寂光土であり、大宮殿です」
「そうですね」
明るい笑いが広がった。
黒山が寄贈してくれた樹木の植えられた場所は彼の名を冠し、「黒山庭園」と名づけられた。翌年、伸一は、自著『忘れ得ぬ出会い』が発刊されると、句を書いて贈った。
「いのししの 小屋を忘れじ 不二の旅」
同志の心遣いに、最大の真心で応えるなかに、創価の魂の連帯が築かれてきたのだ。(聖教新聞より転載)

「真心には真心を、人として大切な事それは常に平等であるとの心根、そしてユーモアあるコミュニケーション」