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2016年4月29日 PM 12:10

情熱店長ブログ

〈小説「新・人間革命」〉 力走 三十一 を読んだ感想 島 幸弘

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飛行機は、少し遅れて伊丹空港を飛び立った。高知空港は雨のため視界が悪く、しばらく上空を旋回していた。もし、着陸できなければ伊丹空港に引き返すことが、機内アナウンスで伝えられた。伸一の一行を出迎えるために、高知空港に来ていた県長の島寺義憲たちは、灰色の雨空をにらみつけながら、心で懸命に唱題した。伸一が四国を訪問するのは、一月、七月に続いて、この年三度目である。しかし、高知入りは六年半ぶりであった。それだけに島寺は、“何が何でも山本先生に高知の地を踏んでいただくのだ”と必死であった。一行の搭乗機は、高知上空を旋回し続けていたが、遂に午後四時半、空港に着陸した。予定時刻より、一時間近く遅れての到着であったが、乗客は皆、大喜びであった。伸一は、機長への感謝を込め、和歌を詠み贈った。「悪天に 飛びゆく操縦 みごとなる機長の技を 客等はたたえむ」 彼は、その見事な奮闘への賞讃の思いを、伝えずにはいられなかったのである。皆が感謝の思いを口にし、表現していくならば、世の中は、いかに温かさにあふれ、潤いのあるものになっていくか。空港のゲートに伸一の姿が現れた。「先生!」と、島寺は思わず叫んでいた。伸一は、微笑み、手をあげて応えた。「新しい高知の歴史をつくろう!」

「一念込めた祈りは必ず叶う!南無妙法蓮華経を一念込めてあげてみよう」(画像・記事内容は聖教新聞から転載させて頂きました)