〈小説「新・人間革命」〉 清新 六十三(聖教新聞より転載)

2016年8月27日 AM 09:36

情熱店長ブログ

〈小説「新・人間革命」〉 清新 六十三(聖教新聞より転載)

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仏法者の生き方について語っていった。
 「日蓮大聖人の智慧は平等大慧であり、一切衆生を平等に利益される。その大聖人の御生命である御本尊を信受する仏子たる私どもの人生は、全人類の幸せを願い、行動する日々であらねばならないと思っています。

私たちが、日本の広宣流布に、さらには世界広布に走り抜くのも、そのためです。私は人間が好きです。また、いかなる国の人であれ、いかなる民族の人であれ、いかなる境遇の人であれ、好きであると言える自分でありたい。そうでなくては日蓮大聖人の教えを弘める、仏の使いとしての使命を果たすことはできないと思うからです。
 皆様方も、誰人であろうが、広々とした心で包容し、また、全会員の方々の、信心の面倒をみて差し上げていただきたい。私どもが平等大慧の仏の智慧を涌現させ、実践していくところに、世界平和への大道があります。
 そして、リーダーの皆さんは、物わかりのよい、柔軟な考え方ができる指導者であっていただきたい。硬直化した考え方に陥ってしまえば、時代、社会の変化に対応していくことができず、結局は、広宣流布の流れを閉ざしてしまうことになりかねません」

国連人権委員会委員長を務めたエレノア・ルーズベルトは指摘している。「あらゆる偉大な文明が滅びた理由は、ある意味で、それが固定化し、新しい状況、新しい方法、そして、新しい考え方に柔軟に適応できなくなったからです」(注)

 清新 六十三を読んだ感想と決意 島 幸弘

人間の心の芯の部分には、透徹した考え方があります。それを確信とも呼んでいます。今回のご指導は信心の確信を元に目の前の一人の方を広々とした心で包み、そしてその悩みをお聞きする。自分自身の境涯を開く柔軟で大きな気持ちを持って、その方が安心して現在の悩みを打ち明けられる自分自身に成長させていただき、御書・池田先生のご指導を通して信心でその悩みを受け止められるように謙虚に寄り添いながら同苦できる自分自身になっていきたい!

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