〈小説「新・人間革命」〉 力走 三 を読んだ感想 島 幸弘

2016年3月26日 AM 06:13

情熱店長ブログ

〈小説「新・人間革命」〉 力走 三 を読んだ感想 島 幸弘

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 東洋の英知である仏法では、あらゆる存在に、その固有の尊厳性を認めている。さらに、自然環境を離れては、人間生命が成り立たないことを、「依正不二」として示している。これは、生命活動を営む主体たる正報と、その身がよりどころとする環境である依報とが、「二にして不二」であることを説いた法理である。つまり、正報という“内なる一念”の変革が、必然的に依報である自然環境、外部環境への対し方と連動し、そこに変革をもたらしていくという、優れて内外呼応した共和、調和への哲理といえよう。伸一は、記している。「こうした考え方を根本にしてこそ、今まで支配、服従の一方通行であった人間と自然との回路は、相互に音信を通じ、人間が自然からのメッセージに耳を傾けることも可能となるでありましょう。また、人間と自然とが交流し合う、豊かな感受性をもった文化、精神をつくりだすこともできるはずです。この発想を根底にするならば、自然に対する侵略、征服の思想から、共存の思想、さらには一体観の思想への転換も可能であると信じております」

「時を超え未来の事まで考え人類は行動して行かねばならない、それは人類の種を考えた当たり前の生き方、私自身もそのようにありたい」(写真・記事内容は聖教新聞から転載させて頂きました)

 

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