中古仏壇の傷は、どこまで見せるべきか ── 私たちが、カメラを傷に寄せる理由

創価学会仏壇専門店 桜梅桃李.com 島 幸弘

中古仏壇は、返品も交換もできません

先に、いちばん大事なことを申し上げます。

当店の中古仏壇は、返品・交換ができません。

これは意地悪をしているのではありません。お仏壇は一点もの。お客様のお宅にお運びし、御本尊様をお迎えいただいたあとで「思っていたのと違った」となっても、元に戻すことができないのです。

だからこそ、私たちは決めました。

買っていただく前に、全部お見せする。

創価学会 厨子型 中古仏壇 1401 白鳳 の全景。鳳凰の装飾と金箔の内陣に明かりが灯る
創価学会 厨子型 中古仏壇 1401「白鳳」。鳳凰が両翼に舞う、格調高い一台です。

普通のネットショップは、傷を写しません

正直に申し上げます。中古品を売るとき、傷の写真を載せない店の方が、圧倒的に多い。

理由は簡単です。売れなくなるからです。

きれいな角度から撮り、光の当たり方を選び、傷は写さない。文章の隅に小さく「多少の使用感があります」とだけ書いておく。それで、売れます。

でも、届いた商品を見たお客様は、こう思います。

「聞いていた話と違う」

お仏壇で、それをやってはいけないと思うのです。

だから、カメラを傷に寄せます

先日撮影した、中古仏壇1401「白鳳」の動画。その後半で、私はこう言っています。

ここに傷があります。隠しません。全部お見せします。

そして、上面の擦り傷にカメラを寄せました。

1401の上面にある擦り傷を、店主が指で指し示している
擦り傷。指しているのが、その場所です。

数か所の打ち傷も、一つずつ映しました。蛍光灯の光が反射して、余計に目立って見える箇所も、そのまま撮りました。

1401に残る打ち傷。周囲の艶の中に、傷がはっきり見える
打ち傷が2か所。周りの艶が美しいぶん、傷もはっきり出ます。それも、そのままお見せします。

写真なら、隠せます。動画では、隠せません。

だから、動画で撮るのです。

1401「白鳳」。電動開閉から、傷のダイジェストまで。

そして、1402では、傷が見つかりませんでした

同じ日に撮影した、中古仏壇1402。黒檀の鏡面磨きの一台です。

創価学会 厨子型 中古仏壇 1402 の全景。漆黒の扉に部屋が映り込んでいる
創価学会 厨子型 中古仏壇 1402。扉に、部屋がそのまま映り込んでいます。

かつて「ピアノ塗装」と呼ばれた仕上げがありました。この1402は、そこからさらに磨きが入っています。

1402の扉。工房の天井・照明・作業台・他の仏壇が鏡のように映り込んでいる
扉に、工房の天井も、照明も、作業台も映っています。鏡です。

私は、1401と同じように、傷を探しました。寄って、角度を変えて、打ち傷がありそうな場所を一つずつ確認しました。

見つかったのは、線傷が1か所だけでした。

1402で唯一見つかった線傷を、店主が指で指し示している
これが、探して見つかった唯一の傷です。

それ以外は、探しても見当たりませんでした。

黒檀の鏡面磨きというのは、磨きが深いほど、傷が目立ちます。少しの擦り傷でも、光の中に浮かび上がる。それでも見つからない、というのは、本当に珍しいことです。

前の御主人が、どれほど大切に扱ってこられたか。それが、艶に出ています。

1402。実際に傷を探している様子を、そのまま収めています。

「傷がありません」とは、言いません

ここが、大事なところです。

私は動画の中で「傷がありません」とは言っていません。

「探しました。見つかりませんでした」と言っています。

この二つは、まったく違います。

前者は、店の宣伝です。後者は、事実の報告です。

そして、実際に探している様子を、そのまま動画に残しました。だから、疑う必要がありません。ご自身の目で、確認していただけます。

それでも、中古仏壇です

どれだけ丁寧にお見せしても、画面には限界があります。

動画で分からないところがあれば、LINEでお写真・動画をお送りします。見たい角度、見たい部分をおっしゃってください。何枚でもお撮りします。

そして、これだけの大型のお仏壇です。

できれば、実物を見にいらしてください。

ふらっと見に来た、で構いません。売り込みは一切いたしません。

ただ、ご来店の日時だけは、あらかじめお知らせください。店が閉まっていたり、すでに売約済みになっていた場合、遠方からお越しいただいて空振りにさせてしまうのは、あまりに申し訳ないのです。

私たちが売っているのは、仏壇ではありません

お仏壇は、家具ではありません。

自分の生命と向き合い、御本尊様の前で一心に題目を唱え、信心を深めていく ── そのための、かけがえのない空間です。

その空間を、嘘の上に建てるわけにはいかない。

傷を隠して売った仏壇の前で、お客様が題目を唱える。そのとき、私たちの側に一点の曇りがある。

それが、いちばん怖いのです。

だから、先に言います

普通のネットショップは、隠します。

この店は、先に言います。

それだけの話です。


今回ご紹介した2台

創価学会 厨子型 中古仏壇 1401「白鳳」
電動開閉・鳳凰の荘厳。擦り傷・打ち傷、すべてお見せしています。
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創価学会 厨子型 中古仏壇 1402
黒檀の鏡面磨き。傷を探しても、1か所しか見つかりませんでした。
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あなたらしく、最高に輝く!
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