実は私、お題目が苦手でした——「虚空厨子」が生まれた本当の理由

日曜日、台風が過ぎたあとの静けさのなかで、この動画を撮りました。このところ地震も多くて、心がざわつく日もあります。でもそんな時こそ、私はYouTubeを自分のテレビ番組のような気持ちで、皆さんと一緒の時間を大切にしたいと思っているんです。ただ過ぎていく時間ではなく、あなたと共に生きるこの時間を——。今日は、私がなぜ「虚空厨子」という仏壇を作ったのか、その本当のところをお話しさせてください。

実は私、お題目が苦手だったんです

こんなことを言うと驚かれるかもしれません。長年、創価学会仏壇の専門店をやってきた私自身が、ずっとお題目が苦手だったんです。「島さんは毎日たくさん題目を上げているんでしょう」と思われがちなのですが、正直に申し上げれば、上げたり上げなかったり。継続して唱え抜くという経験を、私はずっとできずにいました。

年齢を重ねるなかで、まだまだやりたいことがある、自分自身を諦めたくない——そう思って色々と努力してきました。でも結局、行き着いたのは「もう題目を上げるしかない」という一点でした。それなのに、その題目が上がらない。これは私にとって、ごまかしようのない根本的な問題だったんです。

「題目が上がる仏壇」を求めて——虚空厨子の誕生

私は仏壇をたくさん売ってきました。自宅にも当然、仏壇があります。でもその仏壇の前で、私自身の題目が上がってこなかった。だったらなぜ、仏壇メーカーは「題目を上げたくなる仏壇」を作らないのか——そう思うようになりました。

メーカーの担当者にも社長にも、何度も聞きました。「題目が上がる仏壇は作れないんですか」と。でも答えは、わからない、でした。考えてみれば当然なんです。作る側自身が題目を上げていなければ、題目が上がる仏壇など想像できるはずがないんですから。

それなら、題目を上げていなかった私自身が、「どんな仏壇なら題目を上げたくなるのか」を考えるしかない。そうして辿り着いたのが、御本尊にしたためられた虚空会の儀式でした。虚空会の儀式は、文字ではなく「場面」なんです。三次元であり、四次元でもある壮大な空間。それを頭のなかで想像し、空間そのものをデザインして、そこに御本尊を御安置する——虚空会の儀式をステージ化したものこそ、「虚空厨子」なんです。池田先生のご指導を数多く拝しながら、「これだ」と思える形を求めていきました。

変毒為薬——人間革命と仏壇革命の物語

そして実際に虚空厨子の前で唱えてみたら、どうだったか。題目が、上がったんです。人は追い詰められた時、人生のターニングポイントに立った時にこそ、本当に深く物事を考えることができる。生老病死——生まれた瞬間から、老いも病も死も、誰にも必ず訪れます。この歳になると、老いは現実の問題ですし、病も死もいつ来るかわかりません。だからこそ、残された時間を真剣に生きたいと思うんです。

虚空厨子を誕生させながら、私は3年で1,000万遍という誓願に挑み、「本当に題目は上がるのか」を自分の身で実験し、証明してきました。その記録を、毎日YouTubeにアップし続けています。

さらに、この実証を世界の同志へ届けたいと願い、日本語版を英語版にしました。英語のわからない私が、どうやって翻訳するのか——それでも英語版『Let’s Daimoku!』は形になりました。ところが、出版の過程でトラブルもありました。でも私は、それさえも変毒為薬の智慧として受け取っています。毒を薬に変える。それは宿命転換であり、結局は人間革命そのものなんです。

「仏壇革命」——そう銘打ったこの物語は、二重の革命の記録です。学会仏壇専門店の店長である私自身の人間革命と、仏壇そのものの革命。その両方を、私は今、虚空厨子と『Let’s Daimoku!』、そして毎日のYouTubeで実践し続けています。

こんな長い話を最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。YouTubeでは、皆さんからのコメントを心からお待ちしています。いただいたご意見をもとに、またお話しできたら嬉しいです。気楽にコメントをくださいね。これからも、あなたと共にこの時間を大切に歩んでいきます。

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