お仏壇を、遠くのご家族のもとへ。あるいはお引っ越しで、別のお部屋へ。「この大切な仏壇を、傷つけずに運べるだろうか」——そう心配される方は少なくありません。今回は、大型の伝統型(押し込み型)仏壇を、輸送中に傷めずにお送りするための梱包のやり方を、実演でお伝えします。扉の擦れをどう防ぐか、引き出しはどう固定するか。ひとつずつご覧ください。
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扉の「擦れ」を防ぐ、新聞紙の入れ方
梱包でいちばん大切なのが、扉の合わせ目を守ることです。輸送中に振動で扉が少しずつ動くと、合わせ目が擦れて傷んでしまいます。
まず、自動扉をゆっくり閉めていきます。その閉める途中で、合わせ目に新聞紙を挟み込むのがコツです。こうしておくと、移動中に扉どうしが擦れ合うのを防げます。厨子部分の扉は、リボンを「8の字」に巻いて、ご本尊の扉がしっかり固定されるようにします。縦に長い扉も、同じように扉と扉のあいだに新聞紙を入れて守ります。
引き出し・押し込み型の「飛び出し」を止める
引き出しは、そのままだと移動中に飛び出してしまいます。新聞紙を厚みに合わせて詰めて固定すれば、動きません。引き出しの厚みはさまざまなので、その都度、量を調整して詰めます。
このとき大切なのが、中にとっくりなどの物を置いたまま閉めないこと。中で暴れて、厨子の内側を傷つけてしまいます。あらかじめ取り出しておいてください。
押し込み型の場合は、前へ押し出したうえで、止め金具があれば必ず固定します。今回の仏壇はレバーで固定できるタイプでしたので、左右のレバーをかけて、後ろに動かないようにしました。
外扉はリボンテープで固定し、最後はプロと立ち会いで
大きな外扉は、リボンテープでぐるっと回して固定します。今回は上部にしっかりした金具があり扉が揺れないため、外側に1本で留めました。テープが触れる部分にも新聞紙をあてておくと、移動中にテープと扉が擦れるのを防げます。下の部分も、同じように新聞紙を入れながら整えていきます。
ここまで整えたら、外側の梱包(外箱)は運送のプロにお任せするのが安心です。今回はアート引越しセンターさんが担当。仕上がりを一緒に確認できるよう、お客様も立ち会っていただくことをおすすめしています。
まとめ
大型の伝統型仏壇でも、①扉の合わせ目を新聞紙で守る ②引き出しと押し込みを固定する ③外扉をリボンテープで留める——この基本を押さえれば、輸送中のトラブルはぐっと減ります。中の物を出しておくこと、金具をきちんとかけること。この2点だけでも、仕上がりが大きく変わります。
桜梅桃李.comでは、全国への配送・設置、中古仏壇の買取も承っています。「うちの仏壇はどう送ればいい?」「この仏壇、買取できる?」——梱包・配送のご相談も、どうぞお気軽にお声がけください。
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