
今朝の聖教新聞に掲載されていた、戸田城聖先生の「慈悲論」(1950年1月)のご指導に、魂が震える思いがいたしました。
「現代の時勢に、もっとも吾人の強く感ずることは、人々の生活に慈悲の自覚が欠如していることである。無慈悲そのものが現代の世相ではないか」
まさに、現代社会の病巣を喝破された御文です。
そして、続く一節に、仏法者として目指すべき「境涯」が示されていました。
「慈悲というものは、修行ではない。行動のなかに、心のはたらきのなかに、無意識に自然に発現すべきものであって、仏は生きていること自体が慈悲の状態に生きる以外に道を知らないものである」
「生きていること自体が慈悲の状態」。
なんと厳しく、そして深いご指導でしょうか。
自らの68年の人生を振り返れば、艱難辛苦(かんなんしんく)の瞬間、瞬間に、どれほど我(が)に囚われ、この境涯から程遠い状態であったかと、恥ずかしいばかりです。
しかし、戸田先生は「大聖人のご生命のこもった題目を日に日に身に染めこませ、心にきざみ、生命に染めて、一日の行業をみな慈悲のすがたに変わるよう、信心を励まなくてはならない」とも仰せです。
私たちが日々あげている題目は、仏界の生命を湧現させる実践です。
であるならば、この「生きていること自体が慈悲の状態」を、たとえ一瞬の命であっても会得できないはずがない。
この「無慈悲」が蔓延(はびこ)る世相だからこそ、大聖人様の百万分の一のご慈悲たりともわが生命に刻み込むのだと、今朝、改めて深く決意し、わが生命の変革を祈りました。
聖教新聞という無限の指標に触れられる幸福と、創価学会員である福運を胸に、今日も価値創造の一日を実践してまいります。
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