
私たちの生きる社会は、時に激しい嵐のように、様々な困難や不安が吹き荒れます。
人間関係、仕事、健康…。次から次へと押し寄せる現実の波に、心が揺れ動く日もあるのではないでしょうか。
しかし、仏法では「依正不二(えしょうふに)」と説かれます。
にその一点です。どれほど外で嵐が吹き荒れていようとも、自身の生命の中に、赫々と輝く「太陽」を昇らせることができる。その唯一無二の方法こそが「題目」である、という確信です。
御本尊に向かう真剣な一念は、生命の奥底にある仏性を呼び覚まし、全てを照らし出す太陽となります。その光の前では、いかなる闇も、いかなる嵐も、その本当の姿を現します。それは乗り越えるべき「課題」であり、断じて私たちを打ち負かす「絶望」などではないのです。
この「絶対的幸福境涯」を、自身の生命に確立することこそ、私たちの人間革命の目的です。さあ、今日も共に、胸中に太陽を昇らせてまいりましょう。