「単なる師弟の道」をゆくのか、 それとも「師弟不二の大道」を歩み抜くのか。

池田先生会長就任60周年記念映像上映会における原田会長指導
(聖教2020年7月14日掲載より抜粋させていただきました)
 
池田先生は小説『人間革命』で、師弟の真髄について、
次のように記されました。
 
「師の意図するところが、現実に現れるか、現れないかは、
弟子の実践の姿を見れば容易に判断のつくことである。
 
師の意図が、脈動となって弟子の五体をめぐり、
それが自発能動の実践の姿をとる時、初めて師弟
不二の道を、かろうじて全うすることができる。
 
師弟に通い合う生命の脈動こそ、不二たらしめる原動力である」    
  
「多くの弟子たちは、その困難さを避ける。
師の意図に背く考えは、さらさらないものの、
師の意図を、ただ教条的にしか理解しない」
 
「直面した現実を特殊な事態ととらえ、
信心という根本を忘れ、浅薄な世間智を働かせて
現実に対応しようと焦る。
 
ここに至って、師弟の脈動が断たれていること
に気がつかない」
    
このように「単なる師弟の道」と深淵なる
「師弟不二の道」の決定的な違いを教えてくださいました。   
 
かつてない困難に直面した今こそ、
「単なる師弟の道」をゆくのか、
 
それとも「師弟不二の大道」を歩み抜くのか。
 
一人一人が自身を見つめ、自身に問い掛けながら、
新たな挑戦を開始してまいりたい。
 
そして、師弟が脈動する、我ら池田門下の祈りで、
 智慧で、実践で、必ずや一国の宿命の転換を成し遂げ、
 
さらには全人類の宿命の転換をも可能にする、
壮大なる「人間革命」のドラマを、ともど