情熱店長ブログ
〈小説「新・人間革命」〉 力走 九 を読んだ感想 島 幸弘
「“自分が生きるのに精いっぱいで、他人のことなど、とてもかまってはいられない”というのが、大多数の人の生き方です。そのなかで皆さんは、自らもさまざまな苦悩と闘いながら、多くの同志を励まし、人びとの幸福を願い、広宣流布に邁進されている。人間として最も尊貴な生き方です。皆さんが抱えているそれぞれの悩み、苦しみは、必ず勝ち越えていくことができる。それはなぜか――信心をもって苦悩を克服することで、仏法の大功力を証明していくのが、私たち地涌の菩薩の使命であるからです。人生は、激浪の日々であるかもしれない。しかし、だからこそ、勇んで戦い抜いた時には、最高の充実がある。爽快な歓喜がある。現実社会のなかで、自分に勝って、広宣流布の歩みを進めることが仏道修行なんです。
「願兼於業の自身の人生はどのようにあるべきか?自分の使命を自覚し、心晴れやかに実証を示し仏法の大功力を証明したい」(写真・記事内容は聖教新聞から転載させて頂きました)
〈小説「新・人間革命」〉 力走 八を読んだ感想 島 幸弘
この日、伸一は、支部長・婦人部長が、多くの仏子を預かる支部の中心者として広宣流布の重責を担い、日々、奮闘してくれていることに心から感謝し、その功労を讃えた。「それぞれ、仕事や家庭のことなど、悩みと格闘しながら、同志のため、法のために、献身されている。時には“大変だな、苦しいな”と思うこともあるでしょう。皆さんのご苦労はよくわかっているつもりです。私も戸田先生の事業を軌道に乗せようと奔走するなかで、男子部の役職を兼任しながら、地区の責任者や支部幹事、支部長代理を務めた経験があります。会合の時間を捻出することさえ大変な闘いでした。
しかし、それが、信心の基礎を築き、人生の基盤となり、仏法のリーダーとしての力を養い、無量の福運を積んだと、強く確信しております。苦労こそが財産なんです「自分の責任を果たす。その分自分に福運と力がみなぎる」(写真・記事内容は聖教新聞から転載させて頂きました)
〈小説「新・人間革命」〉 力走 七を読んだ感想 島 幸弘
群馬の歌の曲ができました。これからテープで流しますので聴いてください」
電話に出た県の幹部が答えた。
「しばらくお待ちください。それを録音させていただきます」
受話器から歌声と調べが響いた。希望あふれる、力強い歌となっていた。
一、我等を守り 見つめたる
赤城の風は 妙法と
群馬の天地に 幸薫れ
さあ肩くみて 友よ起て
二、あふるる文化の 上毛に
今再びの 広宣の
この世の夢か 楽土をば
さあ築きゆけ 鐘鳴らせ
三、ロマンの歴史 満々と
群馬の足跡 朗らかに
仰げば天に 虹光り
ああ我等の誓い 忘れまじ
利根と榛名に 忘れまじ
それは、二十一世紀への新しき前進を開始する群馬の、旅立ちの曲であった。
皆の脳裏に、山紫水明の美しき郷土の天地が次々と浮かんだ。その地で戦う自分たちを、じっと見つめる、伸一の心を感じた。
「師の心、思い奥深くここにあり、師恩に報いる日々でありたい」(写真・記事内容は聖教新聞から転載させて頂きました)
〈小説「新・人間革命」〉 力走 四 を読んだ感想 島 幸弘
“もの”から“こころ”へ、物質至上主義から生命至上主義へ――すなわち、御書に仰せの『蔵の財よりも身の財すぐれたり身の財より心の財第一なり』(一一七三ページ)との価値観が、今ほど要請される時代はありません。
この価値観が、人びとの心に定着していく時、人類のかかえる大きな問題も、いかなる試練があろうと、もつれた糸をほぐすように、解決の方向へ進むと、私は確信しております。“内なる破壊”が“外なる破壊”と緊密に繫がっているとすれば、“内なる調和”が“外なる調和”を呼んでいくことも、また必然であるからであります」
〈小説「新・人間革命」〉 力走 三 を読んだ感想 島 幸弘
東洋の英知である仏法では、あらゆる存在に、その固有の尊厳性を認めている。さらに、自然環境を離れては、人間生命が成り立たないことを、「依正不二」として示している。これは、生命活動を営む主体たる正報と、その身がよりどころとする環境である依報とが、「二にして不二」であることを説いた法理である。つまり、正報という“内なる一念”の変革が、必然的に依報である自然環境、外部環境への対し方と連動し、そこに変革をもたらしていくという、優れて内外呼応した共和、調和への哲理といえよう。伸一は、記している。「こうした考え方を根本にしてこそ、今まで支配、服従の一方通行であった人間と自然との回路は、相互に音信を通じ、人間が自然からのメッセージに耳を傾けることも可能となるでありましょう。また、人間と自然とが交流し合う、豊かな感受性をもった文化、精神をつくりだすこともできるはずです。この発想を根底にするならば、自然に対する侵略、征服の思想から、共存の思想、さらには一体観の思想への転換も可能であると信じております」
「時を超え未来の事まで考え人類は行動して行かねばならない、それは人類の種を考えた当たり前の生き方、私自身もそのようにありたい」(写真・記事内容は聖教新聞から転載させて頂きました)
〈小説「新・人間革命」〉 力走 二 を読んだ感想 島 幸弘
戦争が人間の心の中から始まるように、“外なる環境破壊”は、いつの時代にあっても、本源的には人間の内面世界の破壊と不可分の関係であることに論及。ヨーロッパ諸国を中心に発達した近代科学の進歩の根源には、「自然への支配欲や征服欲、すなわち人間のエゴイズムの正当化」があると指摘した。もとより伸一は、人間のそうした姿勢が、半面では、刻苦や努力、挑戦などの力となり、また、近代科学が飢餓や疾病の克服に大きく貢献してきたことも、よく認識していた。しかし、科学技術に主導された近代文明が、エゴイズムという内面世界の不調和やアンバランス、換言すれば、“内なる環境破壊”に発している限り、そのエネルギーは、歪んだ方向へと向かわざるをえないことを、彼は訴えたのである。
「すべては人間の心のなせる業、私たち自身が大聖人の南無妙法蓮華経の信心で清浄な心ねの仏界を表し広布に邁進していく事が一番大切な事だと思いました」(写真・記事内容は聖教新聞から転載させて頂きました)