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情熱店長ブログ

〈小説「新・人間革命」〉 清新 十五を読んだ感想 島幸弘

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山本伸一は、人生は苦悩との闘争であることを述べていった。
 「経文に『三界は安きこと無し 猶火宅の如し』(法華経一九一ページ)とあるように、現実社会は、常に一寸先は闇といえます。非情であり、残酷です。ゆえに、何があっても負けない自分を築き、わが生命の宮殿を開き、幸福を実現していくために仏法があるんです。
 人生とは、さまざまな悩み、迷いを抱えて、それを乗り越え、乗り越え、生きていくものであるといえるかもしれない。しかし、その苦悩に絶望し、挫折してしまう人もいる。
 御本尊を持った皆さんは、煩悩即菩提、生死即涅槃の法理に則り、いかに絶望の淵に立とうが、敢然と頭を上げて、不死鳥のごとくわが使命に生き抜いていただきたい。悩める友を包み励まし、共々に幸福の道を歩み抜いていっていただきたいのであります」
 最後に、彼は強く訴えた。
 「学会は、人間と人間とが麗しく生き抜いていくためにある。友を励まし、元気づけ、凍てた心の大地に幸せの花を咲かせる人間のスクラムです。この尊い信心の和合の世界が壊されてはならない。広宣流布のため、自他共の幸せのため、社会のために!」
 皆が決意を新たにした。わが使命を自覚した。寒風のなか、胸を張り、はつらつと、地域広布の新しき歩みを踏み出したのだ。(聖教新聞より転載)
「自身の人生も山あり谷あり、いや谷あり谷あり深い谷ありの連続であった。しかし、常に負けじ魂!で一家和楽の信心で乗り越えてきた。常に様々な課題があるのが人生、その課題をどのように乗り越えて聞くのかが人生でもある。素敵な人生に、素晴らしい人生の歴史を刻もう」
 
 

 

〈小説「新・人間革命」〉 清新 十四を読んだ感想と決意 島幸弘

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勤行に続いて、県長、方面長、副会長のあいさつなどが終わると、伸一は、自ら司会役となった。
 「おばんです! 今日は、楽しくやりましょう。岩手の創価家族の集いですから、形式にこだわらず、ありのままでいいんです。
 最高幹部の話は、もう飽きたでしょ。座談会にしましょう。誰か話してくださいよ。どなたか支部長の方、代表であいさつを!」
 伸一に促されて、一人の支部長が抱負を述べた。続いて、支部副婦人部長、大ブロック(後の地区)幹部、ブロック幹部、学生部のグループ長ら十人ほどが、次々とマイクの前に立った。
 はつらつと決意を語る人もいれば、功徳の体験を発表する人もいた。
 伸一は、大きく頷いたり、身を乗り出して拍手を送ったりしながら、「そうだ! すごい!」と相づちを打つ。時に笑いが起こり、会場は和気あいあいとした雰囲気に包まれ、皆の心は一つに解け合っていった。
 やがて、伸一の指導となった。
 「人間、誰が偉いのか。幹部だから偉いわけではありません。偉い人とは、お題目を唱える人です。人びとの幸せを願って、懸命に折伏・弘教に励んでいる人です。友の激励に駆けずり回っている人です。その人こそが、人間として最も気高く尊い、御本仏の真の弟子なんです。それはまさに、日々、広宣流布のために汗を流しておられる皆さん方です」(聖教新聞より転載)
「自分自身が地涌の菩薩として日々ふるまう事ができるのか?そのためにもしっかりと祈り題目をあげ切る必要がある。その行動こそがすべて世界広布に繋がっていく!」

 

〈小説「新・人間革命」〉 清新 十三を読んだ感想と決意 島幸弘

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信心の在り方について訴えていった。
 「師子王とは、勇気の二字を忘れない人です。何があっても、御本尊への強き祈りを根本に、勇敢に前進し、同志を、地域の友を守り抜いてください。それが仏法者です」
 「信心即生活です。常識豊かに、淡々と、平凡であっても、自分らしい福運に満ち満ちた人生を歩むことが、信心の勝利の姿です」
 「今再びの信心を、今再びの人生をとの心意気で、愉快に、生命力をたぎらせ、新しい挑戦を開始していくなかに、永遠の青春の道があります。どうか皆が“地域の柱”に!」
 また、「妙一尼御前御消息」の「譬えば一人にして七子有り是の七子の中に一子病に遇えり、父母の心平等ならざるには非ず、然れども病子に於ては心則ち偏に重きが如し」(御書一二五二ページ)の一節を拝して指導した。
 「仏の一切衆生への慈悲は平等ですが、そのなかでも、不憫な人のことは、とりわけ心にかかるというのが仏の慈悲です。
 したがって、大変な環境で健気に信心に励んでいる皆さん方には、いや増して御本尊の御加護があり、大慈大悲に浴していくことは絶対に間違いない。大確信をもってください。必ず、大功徳を受けてください。大福運に包まれてください。皆さんが、幸せになり、信心の実証を示していくことが、岩手に大勝利の春を告げることになるんです」
 皆の幸せを願う伸一の必死の呼びかけに、岩手の同志の生命は燃え上がった。真心をもってする真剣な叫びは、魂の共鳴をもたらす。
(聖教新聞より転載)
「私たちの信仰は何を目的としているのか?それは各人が幸福になるためです。そのためには自分自身が常に勇気を持って各人の課題に祈り、挑戦して勝ちとって行く人生を歩むことです。自分自身が今!その挑戦の真ん中にいる。自分の人生は自分で決める!」

 

〈小説「新・人間革命」〉 清新 十二 を読んだ感想と決意 島 幸弘

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山本伸一が「明日の自由勤行会には、何人ぐらいの方が、お見えになるかね」と尋ねると、山中暉男が「数千人は来ると思います」と答えた。
 「そうか。ほぼ同時刻に大挙して会員の皆さんが訪れた場合、どうすればスムーズに会場の出入りができるかがポイントです。特に混乱するのが玄関だ。
 また、履物の間違いがないように対策を考えよう。学会の会館に喜んでやって来て、自分の靴を間違えて履かれていかれたりしたら、歓喜も一瞬にして冷めてしまいます。
 それと、会館の建物のなかに入りきれない方々の待機場所をどうするかです。
 あと、近隣はもとより、駅にもしかるべき幹部があいさつに行きなさい。普段の何倍もの乗降客になるので、切符だって足りなくなってしまうかもしれないからね」
 伸一は、矢継ぎ早に指示していった。
 「私は、管理者室に待機していて、大広間がいっぱいになったら勤行を始めます。何度でも行います。ともかく、明日の勤行会は大事です。無事故、大成功を祈って、皆で真剣に唱題していこう」
 伸一が陣頭指揮しての準備となった。
 一月十二日の早朝、水沢文化会館には、既に何人もの学会員の姿があった。
 「自由勤行会」という名称を初めて聞いた人が多く、こう話し合ったのだ。
 「山本先生が水沢文化会館で一緒に勤行をしてくださるという話だ。朝の勤行にちがいない。それなら午前六時前には、会館に着いていた方がいいだろう」
 連絡を流した人が、嬉しさのあまり、詳細を伝え忘れてしまったようだ。
 多忙を極める時ほど、慎重で丁寧な物事への対処が求められる。一つの手違いが、大きな混乱につながりかねないからだ。
 ほどなく、帽子、襟巻き、防寒着に身を固めた同志が、寒風のなか、欣喜雀躍しながら、続々と集って来た。伸一は、参加者に温かい飲み物を用意するよう指示した。(聖教新聞より転載)

「一つの会合を行う時、なんのため、なぜ、どのようにしてっと考えて
運営する必要がある。皆さんを集合させると言う事はお一人お一人の人生の時間を使う事であるから、会合に参加する人が喜んで頂けなくてはならない。私もそのように心配りして行きたい」

 

〈小説「新・人間革命」〉 清新 十一を読んだ感想と決意 島幸弘

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伸一は、女子部の合唱団を激励すると、副会長の青田進や東北長の山中暉男、岩手の県幹部らと、明日の自由勤行会の打ち合わせに入った。既に岩手の各組織には、「明十二日の午前と午後、水沢文化会館で山本会長が出席して自由勤行会が開催されます。参加を希望される方は、ご自由にいらしてください」との連絡が流れ始めていた。
 伸一は、青田らに言った。
 「明日は、一度に大勢の皆さんが会館に来られることになるから、万全の対策と準備が必要です。一つ一つ詰めていこう」
 大雑把な計画で良しとすれば遺漏が生じる。成功には具体的な細かい詰めが不可欠だ。(聖教新聞より転載)
「成功、この言葉の意義を実現するためには、一重深く考え事に臨むしかない、シュミレーションを行い様々な意見も取り入れるべきである」

 

〈SGI会長と共に 新時代を創る ⑱〉(聖教新聞より転載)

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九州、中国など各地で、記録的な大雨の被害に、心からお見舞い申し上げます。
 蒸し暑い日も続きます。
 広宣流布の尊き奔走にあって、体調を崩さないよう、また絶対に事故のないよう、全同志の健康と無事安穏を祈りに祈っています。
 ◇ ◆ ◇ 
 婦人部・女子部の記念月間、日本中、世界中から素晴らしい前進の様子を、日々、伺っている。健気な母たち女性たちに感謝を込めて、創価世界女性会館を妻と訪れ、勤行・唱題を行った(25日)。
 「女性の世紀」の城として2000年にオープンした当時そのままに綺麗であり、大切に守ってくださる陰の真心が光っている。
 かつて近隣に住まわれた、ある国の大使夫妻は、この会館から出てくる女性たちは、入った時よりも、さらに美しく輝き、躍動する姿ですねと感嘆されていた。
 会館の展示に、戸田先生から、婦人部を代表して、妻が賜った御書があった。
  
 月光の
  やさしき姿に
    妙法の
  強き心を
   ふくみ持てかし
  
 と扉に記されてある。
 励ましの微笑みと、何があっても負けない強き心――広布の母たちの信心は華陽姉妹が継承している。
 全ては「人」で決まる。先生は「社会に信念の人を」と叫ばれた。生き生きと、はち切れるような生命力で世のため、民のために尽くす人材を送り出そう、と。
 今、学会の庭で成長した信念の女性リーダーの活躍を、恩師はいかにお喜びか。
 創価の女性のスクラムは希望の太陽であり、慈愛の月光である。その拡大とともに、社会も世界も明るく平和に栄えゆけ! そう願いを託して、「母」と“大楠公”をピアノで弾いた。
 ◇ ◆ ◇ 
 日蓮大聖人は、女性門下を労われつつ、「今一重強盛に御志あるべし」(御書1220ページ)と励まされた。そこに、諸天の加護はいよいよ強く、勝利の実証が示されると仰せなのである。
 母たちを中心に、我ら創価家族には「今一重」の不退の信心が燃え上がる。いかなる試練も、励まし、支え合い、断固と勝ち越えよう!
 女性会館の開館式に詠んだ和歌を、今再び贈りたい。
  
 清らかな
  女性の世紀の
    城 光り
  平和の行進
   ここより進まむ

 

〈小説「新・人間革命」〉 清新 十を読んだ感想と決意 島幸弘

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誰が正義なのか。誰が正しいのか――御本尊は、すべてお見通しです。大聖人の仰せ通りに、弘教に励んでこられた皆さんが、不幸になるわけがありません。人生の大勝利者にならないわけがありません。そうでなければ、仏法は噓になってしまう」
 「んだ! んだ!」
 皆、瞳を輝かせ、何度も頷いた。
 「私たちは、久遠の使命に結ばれた同志です。仏法兄弟です。どんなに遠く離れていても、心は一緒ですよ。まずは二十一世紀をめざして、明るく、はつらつと、共に前進しようではありませんか!」
 「はい!」と決意にあふれた声が響いた。
 メンバーの一人が、自分の家族も伸一と会いたがっていたが、代表幹部会の参加対象にはなっていないので、家で題目を唱えていることを告げた。
 「そうですか。くれぐれもよろしくお伝えください。また、私は明日もここにおりますので、可能ならば、おいでください」
 それから伸一は、同行していた副会長の青田進に言った。
 「明日、自由勤行会を行うことはできませんか。私は何度でも出席させてもらいます」
 メンバーが歓声をあげた。
 「今日は、来てよがった!」
 目の前の一人ひとりが喜び勇んで立ち上がることから、新しい変革の流れが起こる。(聖教新聞より転載)
「人生は波乱がつきもの、その時にたった一人でもわかってくれる人がいたら人は踏ん張る事ができる!だから同苦できる自分でいる事はとても重要な事なのだ」

 

〈小説「新・人間革命」〉 清新 九 を読んだ感想と決意 島幸弘

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山本伸一の指導となった。
 彼は、地理的にも、気候的にも厳しい条件のなかで、堅忍不抜の意志をもって、広宣流布に挺身してきた岩手の同志を、心から賛嘆した。そして、「それぞれの地域にあって御本尊の功徳を受け、人間としての実力を培い、地域に根差した“広布の村長さん”になっていただきたい」と呼びかけた。
 さらに、「月月・日日につよ(強)り給へ」(御書一一九〇ページ)の御文を拝して、着実な広宣流布の前進と信心の向上のために、旺盛な求道心を燃やして、同志と共に仏道修行に励んでいくことの大切さを語った。
 「人間を強くするのは人間の激励であり、触発です。励ましがあってこそ、勇気をもてる。ゆえに組織が必要なんです。
 広宣流布の前進を阻む壁が、どんなに厚かろうとも、異体同心の団結をもって、堅実な信行学の実践を積み重ね、粘り強い前進をお願いしたい。たとえ、一歩でも半歩でもよい。執念をもって、前へ、前へ、前へと進んでいってこそ、道を開くことができるんです。
 広布の道こそ、宿命転換の道です。幸福と勝利の大道です。“何があっても、負けない、挫けない、あきらめない”と心に決めて、題目第一で、私と共に進みましょう。

(聖教新聞より転載しました)

「何があっても、今自分にできる事を精一杯行う!梵字徹底!毎日1mmでも前進して行く!前へ前へ、今日は地元の支部の方の友人装の導師を仰せつかっています。
生前の人生を思い来世に向けての南無妙法蓮華経のお題目をご家族、支部の友人の皆様と共に送らせていただきます」

 

 

〈小説「新・人間革命」〉 清新 八を読んだ感想と決意 島 幸弘

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山本伸一は言った。
 「今日は、私も愛する岩手の一員です。したがって会長は別の人にやってもらいます。
 あなたに『一日会長』をお願いします」
 教育部の壮年を指名し、自分の胸章を彼につけた。
 勤行のあと、県幹部から、この一月十一日を「水沢の日」とすることが発表された。場内は喜びの大拍手に沸き返った。
 幹部の抱負に移ると、伸一は言った。
 「私たちは、役職や肩書に関係なく、みんな平等です。同志であり、友だちです。だから、登壇者も堅苦しい話はやめて、原稿は見ないで話すようにしましょう。皆、遠くから来て、疲れているんだから、楽しくね」
 戸惑ったのは、登壇者たちである。途中でしどろもどろになる人もいた。すると、会場から声援が起こり、笑いが弾けた。
 さらに、婦人部合唱団の合唱となった。
 「歌は何がいいですか。リクエストした曲を歌ってもらいましょう」
 伸一が提案すると、「荒城の月」「春が来た」など、次々に声があがった。合唱団は、慌てることなく、はつらつと歌った。 
 「では、もう一曲!」
 「『青い山脈』をお願いします!」
 練習したことのない歌だ。しかし、これも見事に歌い上げた。大きな拍手が轟いた。
 合唱団のメンバーは、何事も、心を定め、体当たりでぶつかっていく時、高い障壁も乗り越えられることを確信したのであった。
(聖教新聞より転載)
「人生の師匠である池田先生のご指導を胸に、信心は平等であり、すべての様々な出来事を当意即妙で自由に自分が対応できる人生を送っていこう!」

 

〈小説「新・人間革命」〉 清新 七 を読んだ感想と決意 島 幸弘

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伸一は、午後五時から二十人ほどの代表と懇親会をもち、幹部の姿勢について語った。
 「岩手は明るく、伸び伸びと進んでいくことが大事だよ。気候風土も厳しく、大変ななかで、皆、頑張っているんだもの、温かく包み込んでいくんです。また、リーダーは、同志の幸せのためには、真剣に、誠実に、全力で行動していくことです」
 それから彼は、代表幹部会に臨んだ。
 会場は求道の熱気にあふれていた。
 岩手にも、宗門による迫害の吹雪が荒れ狂い、同志たちは歯を食いしばりながら、苦渋と忍耐の日々を過ごしてきた。
 青森との県境にある二戸から駆けつけてきた、安房由光という「聖教新聞」の販売店を営む青年がいた。
 二戸では、前年十二月初めに宗門の寺院が建ち、これを契機に、学会への攻撃が激しさを増していた。
 息子が他の方面で宗門の寺の住職をしている壮年幹部が、同志を欺き、水面下で学会批判を重ね、純粋な学会員をたぶらかして、檀徒になるように促してきたのだ。
 赴任してきた住職は、この男と共謀し、学会員への陰湿な攻撃を繰り返した。衣の権威を笠に着て、真面目に広宣流布の活動に励んでいる仏子を見下し、苦しめてきたのである。
 年が明けると、伸一の岩手訪問を狙ったかのように、何人かの脱会届が出された。(聖教新聞より転載)
「民衆の自由と幸福を蘇生させる信心と対極にある権力による不当な圧力と強要。仏と魔との闘いに自身の使命をかけて完全勝利して行こう!」