情熱店長ブログ
〈小説「新・人間革命」〉 清新 十五を読んだ感想 島幸弘
〈小説「新・人間革命」〉 清新 十四を読んだ感想と決意 島幸弘
〈小説「新・人間革命」〉 清新 十三を読んだ感想と決意 島幸弘
〈小説「新・人間革命」〉 清新 十二 を読んだ感想と決意 島 幸弘
山本伸一が「明日の自由勤行会には、何人ぐらいの方が、お見えになるかね」と尋ねると、山中暉男が「数千人は来ると思います」と答えた。
「そうか。ほぼ同時刻に大挙して会員の皆さんが訪れた場合、どうすればスムーズに会場の出入りができるかがポイントです。特に混乱するのが玄関だ。
また、履物の間違いがないように対策を考えよう。学会の会館に喜んでやって来て、自分の靴を間違えて履かれていかれたりしたら、歓喜も一瞬にして冷めてしまいます。
それと、会館の建物のなかに入りきれない方々の待機場所をどうするかです。
あと、近隣はもとより、駅にもしかるべき幹部があいさつに行きなさい。普段の何倍もの乗降客になるので、切符だって足りなくなってしまうかもしれないからね」
伸一は、矢継ぎ早に指示していった。
「私は、管理者室に待機していて、大広間がいっぱいになったら勤行を始めます。何度でも行います。ともかく、明日の勤行会は大事です。無事故、大成功を祈って、皆で真剣に唱題していこう」
伸一が陣頭指揮しての準備となった。
一月十二日の早朝、水沢文化会館には、既に何人もの学会員の姿があった。
「自由勤行会」という名称を初めて聞いた人が多く、こう話し合ったのだ。
「山本先生が水沢文化会館で一緒に勤行をしてくださるという話だ。朝の勤行にちがいない。それなら午前六時前には、会館に着いていた方がいいだろう」
連絡を流した人が、嬉しさのあまり、詳細を伝え忘れてしまったようだ。
多忙を極める時ほど、慎重で丁寧な物事への対処が求められる。一つの手違いが、大きな混乱につながりかねないからだ。
ほどなく、帽子、襟巻き、防寒着に身を固めた同志が、寒風のなか、欣喜雀躍しながら、続々と集って来た。伸一は、参加者に温かい飲み物を用意するよう指示した。(聖教新聞より転載)
「一つの会合を行う時、なんのため、なぜ、どのようにしてっと考えて
運営する必要がある。皆さんを集合させると言う事はお一人お一人の人生の時間を使う事であるから、会合に参加する人が喜んで頂けなくてはならない。私もそのように心配りして行きたい」
〈小説「新・人間革命」〉 清新 十一を読んだ感想と決意 島幸弘
〈SGI会長と共に 新時代を創る ⑱〉(聖教新聞より転載)
〈小説「新・人間革命」〉 清新 十を読んだ感想と決意 島幸弘
〈小説「新・人間革命」〉 清新 九 を読んだ感想と決意 島幸弘
山本伸一の指導となった。
彼は、地理的にも、気候的にも厳しい条件のなかで、堅忍不抜の意志をもって、広宣流布に挺身してきた岩手の同志を、心から賛嘆した。そして、「それぞれの地域にあって御本尊の功徳を受け、人間としての実力を培い、地域に根差した“広布の村長さん”になっていただきたい」と呼びかけた。
さらに、「月月・日日につよ(強)り給へ」(御書一一九〇ページ)の御文を拝して、着実な広宣流布の前進と信心の向上のために、旺盛な求道心を燃やして、同志と共に仏道修行に励んでいくことの大切さを語った。
「人間を強くするのは人間の激励であり、触発です。励ましがあってこそ、勇気をもてる。ゆえに組織が必要なんです。
広宣流布の前進を阻む壁が、どんなに厚かろうとも、異体同心の団結をもって、堅実な信行学の実践を積み重ね、粘り強い前進をお願いしたい。たとえ、一歩でも半歩でもよい。執念をもって、前へ、前へ、前へと進んでいってこそ、道を開くことができるんです。
広布の道こそ、宿命転換の道です。幸福と勝利の大道です。“何があっても、負けない、挫けない、あきらめない”と心に決めて、題目第一で、私と共に進みましょう。
(聖教新聞より転載しました)
「何があっても、今自分にできる事を精一杯行う!梵字徹底!毎日1mmでも前進して行く!前へ前へ、今日は地元の支部の方の友人装の導師を仰せつかっています。
生前の人生を思い来世に向けての南無妙法蓮華経のお題目をご家族、支部の友人の皆様と共に送らせていただきます」
〈小説「新・人間革命」〉 清新 八を読んだ感想と決意 島 幸弘
山本伸一は言った。
「今日は、私も愛する岩手の一員です。したがって会長は別の人にやってもらいます。
あなたに『一日会長』をお願いします」
教育部の壮年を指名し、自分の胸章を彼につけた。
勤行のあと、県幹部から、この一月十一日を「水沢の日」とすることが発表された。場内は喜びの大拍手に沸き返った。
幹部の抱負に移ると、伸一は言った。
「私たちは、役職や肩書に関係なく、みんな平等です。同志であり、友だちです。だから、登壇者も堅苦しい話はやめて、原稿は見ないで話すようにしましょう。皆、遠くから来て、疲れているんだから、楽しくね」
戸惑ったのは、登壇者たちである。途中でしどろもどろになる人もいた。すると、会場から声援が起こり、笑いが弾けた。
さらに、婦人部合唱団の合唱となった。
「歌は何がいいですか。リクエストした曲を歌ってもらいましょう」
伸一が提案すると、「荒城の月」「春が来た」など、次々に声があがった。合唱団は、慌てることなく、はつらつと歌った。
「では、もう一曲!」
「『青い山脈』をお願いします!」
練習したことのない歌だ。しかし、これも見事に歌い上げた。大きな拍手が轟いた。
合唱団のメンバーは、何事も、心を定め、体当たりでぶつかっていく時、高い障壁も乗り越えられることを確信したのであった。
(聖教新聞より転載)
「人生の師匠である池田先生のご指導を胸に、信心は平等であり、すべての様々な出来事を当意即妙で自由に自分が対応できる人生を送っていこう!」
〈小説「新・人間革命」〉 清新 七 を読んだ感想と決意 島 幸弘
伸一は、午後五時から二十人ほどの代表と懇親会をもち、幹部の姿勢について語った。
「岩手は明るく、伸び伸びと進んでいくことが大事だよ。気候風土も厳しく、大変ななかで、皆、頑張っているんだもの、温かく包み込んでいくんです。また、リーダーは、同志の幸せのためには、真剣に、誠実に、全力で行動していくことです」
それから彼は、代表幹部会に臨んだ。
会場は求道の熱気にあふれていた。
岩手にも、宗門による迫害の吹雪が荒れ狂い、同志たちは歯を食いしばりながら、苦渋と忍耐の日々を過ごしてきた。
青森との県境にある二戸から駆けつけてきた、安房由光という「聖教新聞」の販売店を営む青年がいた。
二戸では、前年十二月初めに宗門の寺院が建ち、これを契機に、学会への攻撃が激しさを増していた。
息子が他の方面で宗門の寺の住職をしている壮年幹部が、同志を欺き、水面下で学会批判を重ね、純粋な学会員をたぶらかして、檀徒になるように促してきたのだ。
赴任してきた住職は、この男と共謀し、学会員への陰湿な攻撃を繰り返した。衣の権威を笠に着て、真面目に広宣流布の活動に励んでいる仏子を見下し、苦しめてきたのである。
年が明けると、伸一の岩手訪問を狙ったかのように、何人かの脱会届が出された。(聖教新聞より転載)
「民衆の自由と幸福を蘇生させる信心と対極にある権力による不当な圧力と強要。仏と魔との闘いに自身の使命をかけて完全勝利して行こう!」