情熱店長ブログ
〈小説「新・人間革命」〉 大山 五十 を読んだ感想と決意 島幸弘
激動の一夜が明けた四月二十五日――「聖教新聞」一面で、「“七つの鐘”を総仕上げし新体制へ」との見出しで、新会長に十条潔、新理事長に森川一正が就任し、学会は新体制で出発することが発表された。また、会長を辞任した山本伸一は名誉会長となり、併せて宗門の法華講総講頭も辞任することが報道されていた。
さらに、「全国会員の皆様へ」と題して、伸一のメッセージが掲載されたのである。
その中で彼は、前日の県長会で発表された三点にわたる会長勇退の理由を述べた。そして、新たに到来する一九八〇年代を展望し、「社会、世界に、信頼と安定の創価学会をば、新会長を中心に立派にもり立てていただきたい」と訴えたのである。
何度も読み返した人もいた。辞任の経緯はわかったが、発表を聞いたのは昨日であり、皆、戸惑いは拭いきれなかった。
この日、午後一時半から、信濃町の広宣会館(創価文化会館内)で、「七つの鐘」総仕上げを記念する四月度本部幹部会が開催された。いつもなら参加者は喜々として集って来る。しかし、皆の表情は硬かった。
“これから、山本先生はどうなってしまうのか”“学会はどうなってしまうのか”
そんな思いが、心に不安の影を投げかけ、皆の顔から笑みを奪っていたのだ。
参加者が会場に入ると、普段とどこか違っているように感じられた。いつも会長のスピーチのために、前方に向かって左側に用意してあるテーブルとイスがなかった。そんなことも、寂しさを募らせるのである。
やがて伸一が入場した。歓声があがった。
伸一は、悠然と微笑みながら言った。
「さあ、万歳を三唱しよう。学会の新しい出発だもの。威風堂々と進むのが学会だ。師子は、いつも師子じゃないか!」
力強い声に勇気が湧いた。一人の闘魂が、皆の闘魂を呼び覚ます。御聖訓には「一の師子王吼れば百子力を得て」(御書一三一六ページ)と。元気な「万歳!」の声が響いた。
〈小説「新・人間革命」〉 大山 五十 を読んだ感想と決意 島幸弘
新出発の幹部会での池田先生の振る舞い、参加者の表情、気持ちを考えたうえでの獅子である仏の振る舞いであった。自分自身がいつも当意即妙の人として地涌の菩薩として、仏の使いとしていついかなる時もそのような振る舞いが自然にできるように信心を深く強くして行こう!
〈小説「新・人間革命」〉 大山 四十九を読んだ感想と決意 島幸弘
四月二十四日の夜更け、山本伸一は日記帳を開いた。この一日の出来事が、次々に頭に浮かび、万感の思いが込み上げてくる。
“本来ならば、二十一世紀への新たな希望の出発となるべき日が、あまりにも暗い一日となってしまった。県長会の参加者も皆、沈痛な表情であった……”
彼は、今日の日を永遠にとどめなければならないと、ペンを走らせた。
日記を書き終えた時、“ともかく人生ドラマの第二幕が、今開いたのだ! 波瀾万丈の大勝利劇が、いよいよ始まるのだ!”と思った。そして、自分に言い聞かせた。
“荒波がなんだ! 私は師子だ。広宣流布の大指導者・戸田先生の直弟子だ。
新しい青年たちを育て、もう一度、新たな決意で、永遠不滅の創価学会をつくろう!”
闘魂が生命の底から、沸々とたぎり立つのを覚えた。若き日から座右の銘としてきた一つの言葉が、彼の脳裏を貫いた。
――「波浪は障害にあうごとに、その頑固の度を増す」
この夜、各地で緊急の会合が開かれ、伸一の会長勇退と新体制の発足が伝えられた。
関西では、登壇した幹部が、かつて戸田城聖が理事長を辞任した折、伸一が戸田に贈った和歌を読み上げ、声を大にして叫んだ。
「『古の 奇しき縁に 仕へしを 人は変れど われは変らじ』――この和歌のごとく、たとえ山本先生が会長を辞めても、関西の私たちの師匠は、永遠に山本先生です」
すると皆が、「そうだ!」と拳を突き上げたのである。
また、テレビ、ラジオは夜のニュースで、会長勇退の記者会見の様子を伝えた。
学会員の衝撃は、あまりにも大きかった。
しかし、同志の多くは自らを鼓舞した。
“勇退は山本先生が決められたことだ。深い大きな意味があるにちがいない。今こそ広布に走り抜き、先生にご安心していただくのが真の弟子ではないか!”
皆の心に、師は厳としていたのである。
〈小説「新・人間革命」〉 大山 四十九を読んだ感想と決意 島幸弘
新たな希望の出発に池田先生ご自身を鼓舞されている。会長勇退という創価学会の歴史は永遠に語り継がれる事だろう。また創価の師弟も同じく時代が変わろうが社会が変わろうがこの根幹を忘れてはいけない。創価学会勤行要典のご祈念文にある通り私たち創価学会員は真剣に朝晩の勤行と世界広布の誓願の題目をしっかりとあげ切っていく事が肝要である。
〈小説「新・人間革命」〉 大山 四十七を読んだ感想と決意 島幸弘
山本伸一は、記者団の質問に答えて、今後の自身の行動について語っていった。
「学会としては、世界の平和をめざし、仏法を基調として、さらに幅広い平和運動、教育・文化運動等を展開していきます。私は、その活動に時間をあて、行動していきたいと考えています」
伸一への質問は続いた。
「会長交代によって、今後、学会と公明党の関係は変わりますか」
記者たちの最大関心事は学会と政治との関係にあったようだ。伸一は微笑みながら、「それは、新会長に聞いてもらわないと。でも、これまでと同じでしょ?」と言って、隣の十条潔の顔をのぞき込んだ。
十条は大きく頷いた。
「やっぱり、同じですって」
また、笑いが広がった。
「これまで同様、学会が公明党の支援団体であることに変わりはないということです。公明党には、いちばん国民のために貢献していると言われる党に、さらに成長していっていただきたいというのが、私の願いです」
彼は、すべての質問に、率直に答えた。
午後八時前、記者会見は終わった。
受付の女子職員が、心配そうな顔で伸一を見ていた。彼は、微笑を浮かべて言った。
「大丈夫! 私は何も変わらないよ!」
それから別室に移り、青年部幹部らと懇談した。彼は魂を注ぎ込む思いで訴えた。
「私が、どんな状況に追い込まれようが、青年が本気になれば、未来は開かれていく。
弟子が本当に勝負すべきは、日々、師匠に指導を受けながら戦っている時ではない。それは、いわば訓練期間だ。師が、直接、指揮を執らなくなった時こそが勝負だ。
しかし、師が身を引くと、それをいいことに、わがまま放題になり、学会精神を忘れ去る人もいる。戸田先生が理事長を辞められた時もそうだった。君たちは、断じてそうなってはならない。私に代わって、さっそうと立ち上がるんだ! 皆が“伸一”になるんだ!」
〈小説「新・人間革命」〉 大山 四十七を読んだ感想と決意 島幸弘
素直に、率直に私自身も57歳からその事を意識して60歳までに純粋でさわやかな信心をしている青年でありたいと念願してきた。おかげさまでこの3年は自分の人生においても多くのチャレンジと実証ができたことを本当にうれしく思っている。これからの人生折り返し点でまた更なる使命と責任がふつふつと湧き出し信心の情熱に更なる火がともってきた。いよいよ自身の本領発揮の時代を迎えたのである。ご本尊様に池田先生に、創価学会に感謝しかない!これからの人生自分自身の60兆個の細胞に働きかけ最高の人生にして行けるように日々精進して行こう!
〈小説「新・人間革命」〉 大山 四十八 を読んだ感想と決意 島幸弘
山本伸一が聖教新聞社を出て、自宅に向かったのは、午後十時前のことであった。
空は雲に覆われ、月も星も隠れていた。
これで人生ドラマの第一幕は終わったと思うと、深い感慨が胸に込み上げてくる。
すべては、広布と学会の未来を、僧俗和合を、愛するわが同志のことを考えて、自分で決断したことであった。彼は思った。
“これからも、学会の前途には、幾たびとなく怒濤が押し寄せ、それを乗り越えて進んでいかなくてはならないであろう。私が一身に責任を負って辞任することで、いったんは収まるかもしれないが、問題は、宗門僧らの理不尽な圧力は、過去にもあったし、今後も繰り返されるであろうということだ。それは広宣流布を進めるうえで、学会の最重要の懸案となっていくにちがいない。
学会の支配を企てる僧の動きや、退転・反逆の徒の暗躍は、広宣流布を破壊する第六天の魔王の所為であり、悪鬼入其身の姿である。信心の眼で、その本質を見破り、尊き仏子には指一本差させぬという炎のような闘魂をたぎらせて戦う勇者がいなければ、学会を守ることなど、とてもできない。広宣流布の道も、全く閉ざされてしまうにちがいない”
未来を見つめる伸一の、憂慮は深かった。
玄関で、妻の峯子が微笑みながら待っていた。家に入ると、彼女はお茶をついだ。
「これで会長は終わったよ」
伸一の言葉に、にっこりと頷いた。
「長い間、ご苦労様でした。体を壊さず、健康でよかったです。これからは、より大勢の会員の方に会えますね。世界中の同志の皆さんのところへも行けます。自由が来ましたね。本当のあなたの仕事ができますね」
心に光が差した思いがした。妻は、会長就任の日を「山本家の葬式」と思い定め、この十九年間、懸命に支え、共に戦ってくれた。いよいよ「一閻浮提広宣流布」への平和旅を開始しようと決意した伸一の心も、よく知っていた。彼は、深い感謝の心をもって、「戦友」という言葉を嚙み締めた。
〈小説「新・人間革命」〉 大山 四十八 を読んだ感想と決意 島幸弘
池田先生の広布と学会の未来を思う底知れぬ苦悩との闘いに区切りをつけ、新たなスタートを切った時戦友を冠した奥様に最大の感謝をされました。自分自身の妻への感謝も弟子の一分として最大限に伝え、ねぎらいそして未来の希望を語り大切にして行きたい。昨夜2軒の家庭訪問をした。1軒は片道2時間半であった。2軒目はその中間の場所で帰り際に立ち寄り激励してきた。一人の人間として自分自身が最大限にできる地域広布の歴史に新たに気ずく2軒の訪問であった。家庭訪問するからこそ自分自身もそこに見えるものがある。お互い様である。さらに題目を上げぬき、自分自身の広布史をさらに突き進んでいこう!
先駆の日:本日は地元古河県古河友光ゾーンの南三和支部:第102回壮年・男子の会合開催
本日は男子部4名出席し、素晴らしい体験談と私が御書講義させて頂きました。体験談はご自身が信心に発心するまでの自分と家族・奥様との関係を赤裸々に語られ思わず出席のメンバーからも同苦の涙がありました。重厚な内容だけに男子部のメンバーには信心のとらえ方に幅と奥行きが感じられたことでしょう。私の方は佐渡御書を戸田先生のレコードで全編学びそして、ご講義担当者会の教学部長の内容と私の直近の体験談と仏法対話している内容をかいつまんでお話しいたしました。
前回に引き続き、ワーク(ポイントについての感想を書き込む)シートを配布しました。
1月は一年のかなえたい目標
今回は、佐渡御書のポイント①佐渡御書の精神・大聖人と自分 ②時にかなった実践:折伏=友人知人に信心を語る③師子王の心:自分自身の最強の勇気について書き込みする時間を取りました。
大聖人の御書を通して、大聖人のお心、自分自身の信心を感じて頂ける様に意識つけをして頂けるように自分が考える御書講義へと考え行っています。次回は3月26日午前10時です。
創価学会、池田大作先生〈随筆 永遠なれ創価の大城〉16 青年の息吹で春へ
二月は、日蓮大聖人の御聖誕の月であり、わが師・戸田城聖先生の誕生の月である。
東京・大田の蒲田支部での二月闘争をはじめ、師弟で綴った広宣流布の拡大の歴史は「今生人界の思出」と輝いている。
一九五六年(昭和三十一年)の二月は、関西の目を見張る大前進で、恩師の誕生日を飾った。
この折、私は、先生へ「関西に 今築きゆく 錦州城 永遠に崩すな 魔軍抑えて」と誓いの一首を献じた。
先生からは一気呵成に「我が弟子が 折伏行で 築きたる 錦州城を 仰ぐうれしさ」との万感の返歌を賜った。忘れ得ぬ師弟の劇である。
なお、私が捧げた和歌には、後年、“常勝関西の大城は永久不滅なり”との意義を込めて、「永遠に崩れぬ」と手を入れ、あらためて同志に贈った。
今再び、関西をはじめ全国、全世界で、新たな青年錦州城が築かれゆくことを、大聖人が、そして恩師も、さぞかし喜んでおられるに違いない。
◇
厳寒の佐渡で認められた「開目抄」の一節に、「一華を見て春を推せよ」(御書二二二ページ)と仰せである。
寒風に咲き誇る花は、ただ一輪でも「春遠からじ」と告げてくれる。
わが愛する創価家族が対話の花、友情の花、信頼の花を、一輪また一輪と咲かせるため、どれほどの祈りと苦労を尽くされていることか。その積み重ねによって、功徳満開の春は開かれるのだ。尊き健闘に、私は妻と題目を送っている。
今月の座談会で全同志が生命に刻んだ御書に、こう仰せである。
「法華経を信ずる人は冬のごとし冬は必ず春となる」(同一二五三ページ)
誰人たりとも、「生老病死」の苦悩を避けることはできない。誰もが厳しい冬を耐え、戦わねばならぬ運命にあるともいえよう。だが、冬があればこそ、本当の春を知ることができる。御本尊を持った人は、人生の闘争の誉れの勇者なのだ。
たとえ今、試練の冬にあろうとも、心は閉じこもりはしない。一歩、北風に踏み出す勇気に、戦う力、負けない力が湧き上がる。その心には、もう勝利の春が始まっているのだ。「冬の中に春を生む」梅花のように。
梅の花で、懐かしく思い出すのは、一九八二年(昭和五十七年)二月の茨城訪問である。
同志を苦しめた悪逆な迫害を断固とはね返す、いわゆる反転攻勢の一つの総仕上げでもあった。
前年の秋から、四国、関西、中部、九州の大分・熊本・福岡、神奈川、年明けには東北の秋田と走り、念願叶って茨城へ向かったのである。
この時、戸田先生の生誕八十二周年(二月十一日)に寄せ、茨城の友は八十二個の鉢植えの梅を飾ってくださった。
法難の嵐を勝ち越えた同志と歌った、茨城の歌「凱歌の人生」の響きは耳朶から離れない。
私は長年、多くの人生を見てきた結論として申し上げた。
「信心、また人間としての勝利は、愚直のごとき求道の人、また、着実にして地道なる信心、生活を築き上げた人が、凱歌をあげている」と。
以来三十五星霜――。当時、共に記念撮影した男女青年部により結成された「茨城二〇〇〇年会」(現・茨城新世紀大城会)の友からも、故郷や全国各地で広布に乱舞する様子を伺っている。
この間、東日本大震災や豪雨災害など打ち続いた苦難にも、わが茨城の同志は懸命に耐え抜き、不退の負けじ魂で乗り越えてこられた。
心の絆を結んだ宝友たちが、後継の眷属と共に「凱歌の人生」を歩む晴れ姿こそ、創価の正義の勝利劇なりと、私は誇り高く宣揚したいのだ。
「新時代の二月闘争」に勇んで先駆する、わが男女青年部も、何と凜々しく頼もしいことか。
男子部では、先月から今月にかけて、創価班大学校、牙城会新世紀大学校の気鋭の友らが、全国各地で意気軒昂に入卒式を行っている。
「ロマン総会」を大成功に終えた女子部においても、白蓮グループの入卒式がたけなわだ。
結成六十周年に胸を張る男女学生部の俊英も、才媛も、はつらつと使命の言論戦に挑んでいる。
君たちの努力と開拓こそが、広布の勝利だ。
貴女方の成長と幸福こそが、創価の希望だ。
文豪ゲーテは言った。
「偉大なことをなしとげるには、若くなくてはいけない」と。
若さは、いかなる苦難も悩みも失敗も、前進の力に変えていける。
若さには、人生の至宝の勇気と情熱がある。誠実と真剣さがある。
ゆえに、勇敢なる信心で偉大な誓願に立つ人は皆、青年といってよい。
「春に遇って栄え華さく」(御書四九四ページ)である。忍耐強く春を待ち力を蓄え、その開花の時に、自分らしい「挑戦の花」を咲かせることだ。
我らには「生老病死」の四苦を、「常楽我浄」の四徳へ転ずる生命の哲理がある。年代を超えて支え合い、励まし合う「異体同心」のスクラムがある。
思えば、先師・牧口常三郎先生は、晩年まで「われわれ青年は!」と叫び、「暦の年じゃない。つねに伸びていくのだ」と言われていた。
牧口先生が、青年の青年たる所以とされていたのは「実践」であり、なかんずく「大善」を行うことであった。
すなわち、法華経の肝心たる南無妙法蓮華経を持ち、日蓮大聖人の立正安国の教えを実践し、弘めゆく「大善」である。広宣流布という菩薩の行に生き抜く中に、自他共の幸福が、そして社会の平和と繁栄があると、先師は訴えられたのだ。
牧口先生が創立以来の伝統の座談会を、「大善生活法実証座談会」と銘打たれたのは、七十五年前の一九四二年(昭和十七年)の二月であった。
当時の創価教育学会の機関紙「価値創造」には、東京の大塚支部、池袋支部、中野支部、北多摩支部など各地で、活発に実証座談会が行われていたことがうかがえる。
牧口先生自ら蒲田支部等の座談会に足を運び、同志の悩みに耳を傾けながら励ましを送られたという記録も残っている。
この年の二月十一日、つまり戸田先生の誕生日に、牧口先生は青年部の会合に出席し、明治維新の立役者が二十代の若者だったことを通して激励された。“広宣流布は、青年のリーダーシップによらねばならない”と。それは、戸田先生が常に語られた言葉でもある。
聖教新聞掲載の「東京凱歌の青年城」をはじめ、日本中、世界中で躍動する若人の英姿を、牧口、戸田両先生と同じ気持ちで、私も見守っている。
お陰様で、小説『新・人間革命』の連載が六千回を重ねた。小説『人間革命』の執筆開始から数えると、足かけ五十四年、連載回数の合計は七千五百回を超える。
同志の皆様方の題目と応援に励まされ、“師弟の凱歌の物語”を元気に綴りゆくことができる。誠にありがたい限りだ。
「私は書くのを止めることは出来ません。私が汽車で旅をしようが、何をしていようが、私の脳は間断なく働くのです」――こう言ったのは、スウェーデンの作家ストリンドベリである。
私も、さらに書き続けていく決心である。ただ未来のため、未来を生きる青年たちのために!
信仰とは何か、正義とは何か、そして師弟とは何か――。その真髄を、日本はもちろん全世界の後継の友と、小説の執筆を通して対話できる日々は、何と幸せか。
世界に発信する翻訳に取り組んでくださる方々にも、感謝は尽きない。
先日、九州の同志が、先駆の心意気で総本部へ熊本産の早咲きの「てんすい桜」を届けてくれた。熊本・大分の地震から一年となる四月には、全国男子部幹部会と九州女子部総会が熊本で行われる予定である。
春を告げる真心の桜に合掌しつつ、全同志の健康と無事安穏を、そして不撓不屈の大行進を、私は真剣に祈った。
ともあれ、私の心は、いつも青年と共にある。君たち、貴女たちが、勝利また勝利へ創価桜を咲かせゆく未来を信じ、ただただ道を開いていく。弥生三月も、日に日に近づく。さあ生き生きと進もう。伸びゆく青年の心で、青年と共に!
寒風も
はじきて芳し
師弟花
いよいよ励めや
冬を勝ち越え
(随時、掲載いたします)
ゲーテの言葉はエッカーマン著『ゲーテとの対話』山下肇訳(岩波書店)、ストリンドベリはE・A・ルイゼ著『ストリンドベリー伝』富野敬邦訳(万里閣)=現代表記に改めた。(聖教新聞より転載)
〈小説「新・人間革命」〉 大山 四十六を読んだ感想と決意 島幸弘
十条潔は、緊張した面持ちで新会長としての抱負を語った。
「山本第三代会長の後を受けまして、新しい制度による出発となりました。これまでに山本会長は、学会の運営は皆で行っていけるように、十分に指導してくださいました。これからも、学会の進み方に変わりはありません。誠に大任ですが、決意を新たにし、この任を全うしていきたいと考えております。
今後は二十一世紀をめざし、五年単位の展望で前進してまいります。特に最初の五年は人材の育成に力を注いでいく所存です。そして、二度と戦争を起こさせない、社会の安定した平和勢力に、学会を育てていきたいと思っております」
そこに、山本伸一が到着した。
彼は、記者たちに笑顔を向け、「大変にお疲れさまです」と言って礼をし、十条にも会釈して隣に座った。
すぐに、「現在の心境と会長勇退の理由をお聞かせください」との質問が飛んだ。
「大きな荷物を下ろしてホッとした気持ちです。ただし、新しい会長中心の体制、これからの前進を見守るという意味では、また新しい荷物を背負ったような気持ちもいたします。ゆっくり休ませてくれないんですよ」
彼の言葉に、どっと笑いが起こった。どことなく重たかった空気が一変し、十条の顔にも笑みが広がった。伸一は、新体制の出発を明るいものにしたかったのである。
ユーモアは暗雲を吹き払う。
彼は、話を続けた。
「既に説明もあったと思いますが、会長を辞任しようと思った最大の理由は、足かけ二十年という歳月を、一人で最高責任者をしていることは長すぎると判断したことです。以前から、後進に道を譲ることで、新しい活気に満ちた創造もなされると考えてきました。
また、疲れもたまっています。しかし、私は五十一歳であり、今ならば、まだ皆を見守りながら、応援していくことができます」
人生は、闘争の連続であるといえよう。(聖教新聞より転載)
〈小説「新・人間革命」〉 大山 四十六を読んだ感想と決意 島幸弘
人生はドラマの連続である。池田先生はそのドラマを闘争と言われた。19歳より戸田先生に師事してより現在の御年までその闘争劇は続いている。今日今現在もである。凄い師匠である。私自分自身も弟子の一分として常にチャレンジ精神で前進している。仕事・家庭・組織・自分自身に対しての課題を意識し、考えそして実際にチャレンジし乗り越えていく。うまくできない事の方が多いかもしれないが、そこは意味がある。くじけずに再度チャレンジするのか?それとも方向転換していくのか?思い悩むが、足取を止め手はいられない、常に考え、悩み、祈り進むのだ!私の人生ならば、それが一番の解決方法だからだ!
〈小説「新・人間革命」〉 大山 四十五 を読んだ感想と決意 島幸弘
県長会等のあとも、山本伸一は新宿文化会館にとどまり、彼の辞任にいちばん衝撃を受けている婦人部の代表と懇談して励ました。また、来客の予定があり、その応対にも時間を費やした。
夜には、創価学会として記者会見を行うことになっていたが、既に新聞各紙は夕刊で、伸一が会長を勇退し、十条潔が新会長に就任することになると、大々的に報じた。
それらの報道では、この日の「聖教新聞」に、伸一の所感「『七つの鐘』終了に当たって」が掲載されたことに触れ、それが「辞意」の表明であるなどとしていた。
記者会見の会場である聖教新聞社には、夕刻から、次々と新聞、テレビ、ラジオなどのマスコミ関係者が訪れ、午後六時過ぎには数十人の記者らでごった返していた。
午後七時、新会長の十条と新理事長の森川一正、副会長の秋月英介・山道尚弥らが姿を現すと、いっせいにフラッシュが光り、カメラのシャッター音が響いた。
伸一は、三十分ほど遅れて、会場に行くことにしていた。新会長の十条を前面に立てなければとの思いからであった。
記者会見では、秋月が、本日の総務会で会長・山本伸一の勇退の意向が受理されて辞任し、名誉会長となったと報告。そして、理事長であった十条が会長に、副会長の森川が理事長に就任したことが発表された。
また、伸一の会長勇退については、「七つの鐘」の終了という学会にとって大きな歴史の区切りを迎え、新しい制度、機構も整い、人材もそろったので、会長職を辞して、平和・文化・教育の活動に力を注ぎたいとの希望が出されたことなどが伝えられた。
マスコミ関係者の多くは、辞任の情報は耳にしていた。しかし、昨日まで、まだ先のことではないかと思っていたようだ。
学会が未曾有の大発展を遂げたのは、常に未来を見すえて、先手、先手と、素早く手を打って前進してきたことにこそある。
〈小説「新・人間革命」〉 大山 四十五 を読んだ感想と決意 島幸弘
創価学会の組織世界広宣流布のためにある。広宣流布は日蓮大聖人の南無妙法蓮華経のご本尊様を世界の平和・未収の幸福のために流布していく事である。現在世界192ヵ国地域で24時間365日、地球全体で「南無妙法蓮華経」の題目が唱えられ、日蓮大聖人の仏法の研鑽が行われ教学試験も実施されている。池田先生は常に私たち会員の一人一人が絶対的幸福境涯を確立し、その人の存在自体がその地域や縁する方々の明るい希望となっている事を祈り・願っている。末法五濁悪世である現在に創価学会があるということが、どれだけ多くの民衆を元気にしている事か。過去・現在・未来と時は流れていく、自分自身も日々前進している。そして少しでも成長し世のため人のために貢献できる境涯を確立できるように、しっかりと仕事・家庭・組織を大切に見たいを見据えて精進してまいりたい!
〈小説「新・人間革命」〉 大山 四十四を読んだ感想と決意 島幸弘
〈小説「新・人間革命」〉 大山 四十四を読んだ感想と決意 島幸弘
現代はインターネットにより、様々な情報が世界を飛び交っている。私も仕事で創価学会仏壇の販売など桜梅桃李.comという販売サイトで全国の創価同志に仏壇移管する問題解決の手助けをして行くというポリシーでこの仕事に携わっている。〈小説「新・人間革命」〉を読んだ感想と決意は聖教新聞社が日々掲載しています記事を転載させていただき、自分自身の読んだ感想と決意をこのブログにアップさせていただいている。創価ネット(創価学会のインターネットのサイト)には創価学会会則など必要事項が掲載され全国に情報発信されています。
インターネット社会で一番重要な事はその情報が正しいかどうかである。様々な情報発信者がいることによりネット社会が出来上がっている。しかしその情報が正しくなければ初めから自分自身に入る情報が偏ってしまっているという事になります。私たちの信心に則していえば正しいご本尊・日蓮大聖人の御書・信心の指導者である三代会長のご指導を基本として私たちの信仰の礎にしている。しかし大聖人は御書の日厳尼御前御返事で「叶い叶わざるはご信心によるべし、まったく日蓮がとがに非ず」すべては自分自身の信心であり。自分自身の判断・選択・責任であると仰せです。この信心は絶対的幸福境涯を得ることが目的です。この信心の確信を持った生き方が必要であり、そのために私たちは創価学会に入会し日蓮大聖人の仏法を学んでいる。