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情熱店長ブログ

NHKのEテレで 男子部の番組が放映されます! 「宿命を使命に変えて --道化師・林志郎--」

2017年9月4日(月曜)再放送2017年9月11日(月曜)

小児がんや先天性の心疾患など、子どもたちが重い病と向き合う小児病棟。
その人物が現れると、“笑い声”と“笑顔”でいっぱいになります。道化師の林志郎さん39歳です。
活動の背景には、自らの体験があります。林さんは6歳のとき、血液のがんと言われる急性リンパ性白血病を発症、死と隣り合わせの日々を送ります。治療を終え、退院後に待っていたのは壮絶ないじめでした。孤独、再発の不安にさいなまれながらも、病状は安定。日常生活を送れるようになった矢先、23歳でC型肝炎になります。病に振り回される人生に、なぜ自分は生かされているのか、その答えを求め続けます。
そんな林さんを大きく変えたのが、小児がんと向き合っていた少年との出会いでした。生きる希望を持ってほしいと、林さん自らが道化師になることを少年に約束。しかし、林さんが道化師の修業を終える前に、少年は息を引き取りました。約束を果たせず目標を見失いかけた林さんでしたが、いま病と向き合う子供たちを笑顔にすることはできると奮起。自らの宿命を使命に変えて、数々の命の重みと向き合う林志郎さんのブレイクスルーを見つめます

>>>「宿命を使命に変えて —道化師・林志郎—」<<<

 

先駆の日:第108回南三和支部で8月27日日曜日開催しました!

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「先駆の日」は地元支部の壮年・男子の集いです。体験発表と大白蓮華の池田先生の御書講義を中心に毎月行っています。初めに支部長挨拶、VOD「煮込み・自分が変われば環境が変わる}今回の体験発表は聴覚障害と共にこの信心で生き抜いてきた心情を心からの声にして参加者の皆さんの信心の琴線に触れた内容に、静かにゆっくり魂の奥底から個々人の信心を考えさせられた内容でした。私の担当しています御書講義では8月号の御書3辺のポイント部分をわかりやすく7月8月に体験した私の信仰体験を補足しながらお話しさせていただきました。自分の人生に様々起きる出来事、人間関係、仕事、病気などの生老病死をその瞬間瞬間に信心で捉える事が大切だと思う。具体的な体験内容を基にその事実をこの信心でとらえた時に「私が今何を学んだのだろう?」そして「どのようにとらえて、未来の糧にして行こう!」と新たな決意、そしてその決意に伴う行動に繋げていく。そのすべてが自身の人間革命に繋がっり、衆生所遊楽、所願満足の人生をこの信心で構築していけます!私の生きざまで信心の実証を示していきます!と結びました。最後に池田先生のご指導のVODを視聴し、記念撮影し終了しました。前月から2020年に向けて「自分自身の決意を手紙にして支部拠点のポストに投函、3年後読み返す」と言う、未来の自分に手紙を出そう!とスタートしています。
3年後も非常に楽しみな「先駆の日」です。皆様も地元で発案し行動してみたらいかがでしょうか?壮年男子で協議しながら「先駆の日」を運営しています。男子部も人材が出てきています!

 

創価学会総本部へ 創価文化センターで開催中の「創価学園創立50周年記念展示」へ行ってきました!

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創価学園創立50周年記念展示「君よ使命の大空へ」東京展にいってきました(^^)/

素晴らしい展示で感動の連続でした。

池田先生の、教育にかけるおもい

学園生に対する期待をひしひしと感じました。

入り口では、リーフレット・うちわ・また大変うれしいことに池田先生から激励のお菓子をいただきました。

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こちらの展示は、池田先生奥様もご来場いただいております。(聖教新聞参照)

→創価学園 記念 展示会←

東京展.png創価学園創立50周年記念展示「君よ使命の大空へ」東京展にいってきました(^^)/  素晴らしい展示で感動の連続でした。  池田先生の、教育にかけるおもい  学園生に対する期待をひしひしと感じました。  入り口では、リーフレット・うちわ・また大変うれしいことに池田先生から激励のお菓子をいただきました。  こちらの展示は、池田先生奥様もご来場いただいております。(8/14聖教新聞参照)

 

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開催日:2017年7月21日(金)~8月31日(木)
休館日:毎週月曜日および8月7日(月)~8月17日(木)

時 間:10時~17時

場 所:創価文化センター※入場無料

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〈小説「新・人間革命」〉 雌伏 四十九を読んだ感想と決意 島幸弘

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山本伸一は、下船してきた壮年たちを笑顔で包み込み、肩を抱き、握手を交わし、励ましの言葉をかけていった。
 「待っていたよ! お会いできて嬉しい。さあ、出発だ!」
 彼は、四国の同志の熱き求道の心が嬉しかった。その一念がある限り、広宣流布に生きる創価の師弟の精神は、永遠に脈打ち続けるからだ。
 伸一は、久米川誠太郎に言った。
 「本当に、船でやって来るとはね。面白いじゃないか。それだけでも皆が新たな気持ちになる。何事につけても、そうした工夫が大事だよ。広宣流布は智慧の勝負なんだ。
 広布の道には、常にさまざまな障壁が立ちふさがっている。それでも、自他共の幸せのために、平和のために、進まねばならない。たとえば、陸路を断たれたら海路を、空路をと、次々と新しい手を考え、前進を重ねていくんだ。負けるわけにはいかないもの」
 千年の昔、キルギスの大詩人バラサグンはこう訴えた。「生ある限り、すべての希望は君とともにある。知恵があれば、あらゆる目的は達せられる」(注)と。
 この伸一の歓迎風景も、「聖教新聞」に報じられることはなかった。報道できなかったのである。
 久米川に女子部の代表が、伸一からの花束を贈った時にも、伸一は傍らに立ち、大きな拍手で祝福し、歓迎していた。しかし、新聞では、彼の姿はカットされ、拍手する腕から先だけが写っているにすぎなかった。編集者は、断腸の思いで、写真をトリミングしたのである。
 神奈川の同志は、神奈川文化会館の前でも、四国からやって来た遠来の友を、温かい大拍手で迎えた。そして、ひたすら師を求める信心の息吹を分かち合ったのである。
 四国の同志の一人が、叫ぶように語った。
 「弟子が師匠に会うこともできない。『先生!』と叫ぶこともいけない――そんな話に、おめおめと従うわけにはいきません!」

 小説『新・人間革命』の引用文献
 注 ユスフ・バラサグン著『幸福の智恵』ナウカ出版社(ロシア語)

山本伸一は、下船してきた壮年たちを笑顔で包み込み、肩を抱き、握手を交わし、励ましの言葉をかけていった。
 「待っていたよ! お会いできて嬉しい。さあ、出発だ!」
 彼は、四国の同志の熱き求道の心が嬉しかった。その一念がある限り、広宣流布に生きる創価の師弟の精神は、永遠に脈打ち続けるからだ。
 伸一は、久米川誠太郎に言った。
 「本当に、船でやって来るとはね。面白いじゃないか。それだけでも皆が新たな気持ちになる。何事につけても、そうした工夫が大事だよ。広宣流布は智慧の勝負なんだ。
 広布の道には、常にさまざまな障壁が立ちふさがっている。それでも、自他共の幸せのために、平和のために、進まねばならない。たとえば、陸路を断たれたら海路を、空路をと、次々と新しい手を考え、前進を重ねていくんだ。負けるわけにはいかないもの」
 千年の昔、キルギスの大詩人バラサグンはこう訴えた。「生ある限り、すべての希望は君とともにある。知恵があれば、あらゆる目的は達せられる」(注)と。
 この伸一の歓迎風景も、「聖教新聞」に報じられることはなかった。報道できなかったのである。
 久米川に女子部の代表が、伸一からの花束を贈った時にも、伸一は傍らに立ち、大きな拍手で祝福し、歓迎していた。しかし、新聞では、彼の姿はカットされ、拍手する腕から先だけが写っているにすぎなかった。編集者は、断腸の思いで、写真をトリミングしたのである。
 神奈川の同志は、神奈川文化会館の前でも、四国からやって来た遠来の友を、温かい大拍手で迎えた。そして、ひたすら師を求める信心の息吹を分かち合ったのである。
 四国の同志の一人が、叫ぶように語った。
 「弟子が師匠に会うこともできない。『先生!』と叫ぶこともいけない――そんな話に、おめおめと従うわけにはいきません!」

 小説『新・人間革命』の引用文献
 注 ユスフ・バラサグン著『幸福の智恵』ナウカ出版社(ロシア語)

 〈小説「新・人間革命」〉 雌伏 四十九を読んだ感想と決意 島幸弘

〈小説「新・人間革命」〉 雌伏 三十九を読んだ感想と決意 島幸弘

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それは、太陽のような輝きに満ちていた。
 さわやかな希望の笑顔があった。清らかな生命の光彩があった。誇らかな青春の躍動があった。
 鼓笛隊総会は、メンバーの練習の成果をいかんなく発揮する華麗なる祭典となった。
 プロローグでは、山本伸一が作詞した鼓笛隊愛唱歌「平和の天使」の軽快な調べに合わせ、ブルー、ピンクの旗を使ったフラッグ隊の巧みな演技が喝采を浴びた。
 第一部「世界の広場」では、フランスのロワールの古城やシャンゼリゼ通り、中国の天安門広場、アメリカ・ニューヨークの摩天楼、パリの凱旋門と、次々と背景が変わる舞台で、ドラムマーチやドリル演奏が、華やかに、力強く繰り広げられていく。愛らしいポンポン隊の演技には、微笑みが広がった。
 第二部「希望の行進」では、「『軽騎兵』序曲」「さえずる小鳥」の演奏のあと、交響詩「民衆」となった。
   
 〽水平線の彼方
  大いなる海原のうねりにも似た民衆……
   
 友情出演した壮年部「地涌合唱団」、婦人部「白ゆり合唱団」、男子部「しなの合唱団」、女子部「富士合唱団」が、荘重な調べに合わせて、見事に歌い上げていく。
 詩「民衆」は、一九七一年(昭和四十六年)九月、東京・墨田区の日大講堂で行われた女子部幹部会を祝して山本伸一が贈った詩である。彼はこの詩で、本来、最も尊ぶべき民衆の歴史は、常に権力者によって蹂躙され、受難と窮乏の涙で綴られてきたことを訴え、沈黙と諦観と倦怠に決別し、民衆が主役の歴史を創ることを呼びかけたのだ。
   
 僕は生涯 君のために奔る
 一見 孤立して見えるとしても
 僕はいつも君のために
 ただ君のために挑戦しゆくことを
 唯一の 誇りある使命としたい

 〈小説「新・人間革命」〉 雌伏 三十九を読んだ感想と決意 島幸弘

創価学会の地域・方面又は世界の国々で行われる「文化祭」は非常に多くの想いやドラマ・信仰体験などを基に、唄・踊り・演劇・体操・合奏・合唱など様々なパフォ―マンスで入りどられている。ほとんどの方々が初めての参加でもある事から、人生の大きな自分の歴史になる。その時に巡り合い、多くの困難を乗り越えて参加していく、その中に挑戦と体験が繰り広げらていく。私も青年期に何度か参加してきたことに感謝と感激のも想いがたくさん残ってる!全国の青年大会の成功を心から応援しています。

〈小説「新・人間革命」〉 雌伏 三十八を読んだ感想と決意 島幸弘

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午後六時半、山本伸一は、荒川文化会館を出発し、
鼓笛隊総会の会場である荒川区民会館へ向かった。
車に乗る時、同行の幹部が言った。
 
「ここから二百メートルほど行きますと隅田川です。
川の向こうは足立区になります」
 
「そうか、足立か。できることなら、足立にも行って、
皆を励ましたいな。
 
先日、足立の婦人から手紙をもらったんだよ。あれが、
みんなの思いなんだろうな。 ――先生が会長を辞任
されてから、本当に寂しくて辛くて仕方なかった。
 
そのうえ、週刊誌などが無責任な学会批判を重ねるので、
友人たちもそれを真に受け、ああだ、こうだと言ってくる。
 
悔しさで胸がいっぱいになる。でも、負けません。今こそ、
学会の、先生の正義を叫び抜いていきます。
 
 こういう内容だった。この闘魂が、“不屈の王者・足立”
の心意気なんです。私は感動しました。皆、歯を食いしばって、
頑張り抜いている。
 
本当に頭が下がる。皆さんには、断じて
幸せになってほしい。そのための信心であり、学会活動だ。
 
だから試練の時こそ自らを鼓舞し、広宣流布の庭で必ず勝利
の花を咲かせ、見事な幸の果実を実らせてほしい。
 
どうか、足立の皆さんに、『日々、お題目を送っています。
自分に勝ってください。宿命に勝ってください。
広布の戦いに勝ってください。そして、幸せの花薫る勝利
の人生を!』と伝えてください」
 
車中、伸一は、足立の同志たちを思い、真剣に心で題目を
唱え続けた。
   
「二〇〇一年 大いなる希望の行進」をテーマに掲げた
第三回鼓笛隊総会の最終公演が、二十六日午後七時から、
 
荒川区民会館で華やかに行われた。新世紀をめざす、
この“平和の天使”たちの活動も、学会が進めている
文化・教育の運動の一つである。
 
山本伸一は、鼓笛隊から再三にわたり出席を要請され
ており、皆を元気づけることができればと、招きに応じた
のである。
 
雌伏三十八を読んだ感想と決意 島幸弘
 
一人のメンバーがどのような人生で何を悩んでいるのか?
どのように先生はその事を考えられ行動されているのか?
師弟共戦の人生ならば、人生の師匠である池田先生の行動
を模範として自分自身の大切な人生を信心で捉え、行動で
実現していきたいものである。幸せ薫る勝利の人生を
自分自身で勝ち取るドラマの主人公なのだから。
 

健康で長生きするとビックリするほど~良い景色が見えるね~☀

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5月7日急きょ孫の発案で島家サプライズで実家に集合しました。

みんなで喜び溢れる食事会
幸せってみんながホッコリ出来ることだね

 

〈池田大作先生 四季の励まし〉 全ての母に感謝の花束を    2017年5月7日

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母は温かい。母は賢い。
 そして母は強い。
 母ありてこそ、私たちがいる。
 「母への感謝」は
 人類永遠の美心である。
 いわんや、友のため、
 地域・社会のため、広宣流布のため、
 だれよりも真剣に、大誠実で
 戦ってくださっているのが、
 わが婦人部の皆さんであられる。

 美しい自然、美しい姿、
 美しい人生、美しい家庭――。
 人間だれしも
 美しいものに憧れるが、
 それは自分の中に
 閉じこもっていては得られない。
 自分だけを
 見つめていてもつくれない。
 人との“よりよいお付き合い”、
 地域社会との“心豊かな交流”、
 自然との“優しい関係”。
 それらに向かって努力する中に、
 自分もまた
 美しく成長していくのである。

 尊敬は、深い次元で、
 相手の尊敬の心を呼び覚ます。
 相手に、
 こちらの気持ちが伝わるように、
 大誠実を尽くすのだ。
 真心は、最後には必ず通ずる。
 創価の女性の対話こそが、
 この世で最も麗しい
 信頼のスクラムを広げているのだ。

 母は一家の船長であり、
 操縦士である。
 婦人が勇敢にして
 聡明な信心を貫けば、
 家庭は必ず変わる。
 家庭が変われば、
 近隣が変わり、地域が変わる。
 社会が変わり、ひいては
 人類も必ず変わっていく――
 これが
 「人間革命」の方程式である。

 赤、ピンク、黄色……。柔らかな春の光に包まれ、色鮮やかなチューリップの花が、凜と咲いていた。2006年(平成18年)3月、池田大作先生が東京・新宿区内でカメラに収めた。
 チューリップの花言葉の一つに「思いやり」と。どこまでも家族や友の幸福を祈り、励ましを送る創価の母たち。その真心の行動があったからこそ、今日の創価学会の発展がある。
 人は、母を思う時、優しくなれる。そして強くなれる。母を喜ばせようとする心こそ、平和をつくる第一歩といえよう。
 全ての母に感謝の花束を! 母たちに幸福あれ、栄光あれ!――5月3日は「創価学会母の日」。そして、来る14日は「母の日」である。

〈随筆 永遠なれ創価の大城〉19 我らの凱歌の五月三日

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王者堂々と広布の峰へ前進!
「師弟共戦」「異体同心」の信心は無敵なり

日蓮大聖人の仏法は、全人類を永遠に照らす「太陽の仏法」である。
 御聖訓には、「一閻浮提うちみだすならば閻浮提内広令流布はよも疑い候はじ」(御書一四六七ページ)と仰せである。
 ゆえに時代の闇が深いほど、いよいよ鮮烈に、智慧と希望の陽光を放って、我らは進むのだ。
 久遠よりの誓願である広宣流布を断行するために! 民衆の幸福を勝ち取り、平和の未来を創り開きゆくために!
 誇り高き使命の大行進の中で迎える栄光の五月三日、誠におめでとう!皆、本当にありがとう!

師匠を偲びつつ

 一段と勢いを増しゆく学会の大発展の様子を、創立の師父に御報告したい――その思いを込め、私は、豊島区巣鴨の東京戸田記念講堂を訪れた(四月二十六日)。
 同じ区内には、かつて牧口先生と戸田先生が、暴走する軍国主義と国家神道に抵抗して投獄された東京拘置所があった。師弟して「立正安国」のために戦い抜かれた魂の決戦場である。
 この師弟の殿堂を守り荘厳されている豊島区・北区をはじめ地元の方々に感謝は尽きない。
 遠来の友を「当起遠迎、当如敬仏」の精神で迎えてくれる創価班、牙城会、白蓮グループにも、また音楽隊、鼓笛隊、ドクター部、白樺の皆様、栄光会など役員の方々にも、さらに王城会、香城会、会館守る会、サテライトグループなどの方々にも、心から御礼申し上げたい。
 御書には、「日蓮が難にあう所ごとに仏土なるべきか」(一一一三ページ)と記されている。
 学会の会館は、御本仏の不惜の精神に直結して殉難した、創価の師弟の崇高な魂魄を留める広布の法城である。ゆえに、集い来る地涌の闘士たちが皆、「心の財」を無量に積みゆけることも、また絶対に間違いないのだ。
 師弟共戦の歴史を綴ってきた講堂を訪問した意義を刻み、ここでは不滅の学会精神を三点にわたり確認し合いたい。

勝利は祈りから

 一つ目は、一切の勝利は「祈り」から始まる、ということだ。
 牧口、戸田両先生の肖像が見守る講堂で、私は妻と厳粛に勤行・唱題し、死身弘法の御徳に報恩感謝の祈りを捧げた。とともに、慈折広宣流布の大願成就を、そして大東京をはじめ、全国、全世界の宝友の幸福勝利を真剣に祈念した。
 大聖人は、「多くの月日を送り読誦し奉る所の法華経の功徳は虚空にも余りぬべし」(御書一一九四ページ)と仰せである。
 大聖人の仏勅である広宣流布、立正安国を誓願し、我ら創価の師弟が唱えてきた自行化他の題目が、どれほど莫大であることか。その功徳は、今や壮大に青き地球を包んでいるのだ。
 女性門下に送られた御文には、「教主釈尊をうごかし奉れば・ゆるがぬ草木やあるべき・さわがぬ水やあるべき」(同一一八七ページ)と説かれる。
 まさしく、仏天をも揺り動かす絶対勝利の祈りで、一切を勝ち開いてくれているのが、世界一の太陽の婦人部である。
 五月三日は「創価学会母の日」――私たちは、尊き広布の母に、最大の賞讃と深謝を捧げたい。
 母たちを中心に、我ら創価家族の祈りは「異体同心」の祈りである。
 いずこでも、悪戦苦闘の友がいれば、励まさずにはおかない。共に祈り、同志のために動かずにはいられない。
 「自他彼此の心なく」結ばれた、この最高に麗しい絆が日本中、世界中に張り巡らされている。だから、御本仏の大生命が脈々と流れ通うのだ。

自ら人間革命を

 二つ目は、広宣流布の全ての戦いは、自分自身の「人間革命」のためにあるということだ。
 戸田講堂の恩師記念室では、貴重な広布史の展示を拝見した。
 丹精込めて復元された豊島公会堂の模型も、誠に懐かしかった。
 戸田先生は、先師が獄死された拘置所の間近にある、この公会堂を正義の言論戦の舞台として、御書や法華経を講義していかれたのだ。
 六十年前の八月、私が荒川区で広布拡大の指揮を執った直後にも、先生は、この豊島の会場での本部幹部会で全国の飛躍を讃えられた。そして、新入会の友らを温かく励まし、皆に「信心してよかった」という喜びを味わわせてほしいと念願されたのである。
 「各人が幸福をつかむ信心」の確立にこそ、先生の鋭き焦点があった。
 そのためには、労苦をいとわず「地涌の菩薩」の行動を、と教えられた。
 我らの地球が正確に自転しつつ太陽の周りを公転するが如く、「人間革命」と「広宣流布」は絶妙に連動して、無限の価値を創造していくのだ。
 「唯我が信ずるのみに非ず又他の誤りをも誡めんのみ」(御書三三ページ)とは、「立正安国論」の結論である。
 日々、「行学の二道」に励みながら、大法弘通のため、立正安国のため、勇んで戦っていく。このダイナミックな学会活動こそ、皆が宿命を転換し、絶対的な幸福境涯を開きゆく、最も確かにして速やかな「一生成仏」の軌道であることを、先生は明かされたのだ。
 展示の中に、一九七三年の五月五日、豊島の友三千四百人との記念撮影や子ども運動会の写真もあった。この折、皆で「勝利」の意義を語り合ったことも思い出深い。
 ――新しき前進への活力は、勝つことである。勝利は、新しき希望を生み、新しき勇気を育む。ゆえに、一つ一つの課題に断固として勝ち続けていくことが、広宣流布の原動力である、と。
 当時の可愛らしい未来部の友も、皆、立派に成長して、「人間革命」即「広宣流布」の勝利のために、団結し、奮闘してくれていることが、何より嬉しく、頼もしい。

巌窟王の精神で

 三点目に、「巌窟王の折伏精神を忘るるな」と訴えたい。
 学会が「広宣流布」という言葉を公の場で使った最初の記録は、七十五年前(一九四二年)の五月、創価教育学会の総会での牧口先生の発言であった。既に太平洋戦争の渦中である。
 牧口先生は、軍部政府からの弾圧も覚悟されていたのであろう。この総会で、嵐に立ち向かうが如く、我らは国家社会を大善の方向に導くのだと師子吼されている。
 そして一対一の折伏によってこそ、「家庭を救い社会を救い、そうして広宣流布に到るまでの御奉公の一端も出来ると信ずる」と断言された。
 ここに「広宣流布」という学会永遠の使命と責任が定められたのだ。
 正義の師を獄死せしめた権力の魔性に憤怒した戸田先生は、妙法の巌窟王となって、一九四五年の七月三日に出獄した。
 必ず広宣流布することこそが、師の仇討ちなりと覚悟された戸田先生は烈々と叫ばれている。
 「私が生きている間に、七十五万世帯の折伏は、私の手でいたします」
 「私の手で」と、先生は言われた。誰かではない、自ら人生を懸けた誓願として言い切られている。
 そして戸田先生は、牧口先生と寸分違わず、「一対一の膝詰めの対話」によって、広宣流布の道を切り開いていかれたのである。
 一対一で、勇気をもって正義を語る、真心込めて友を励ます――この折伏精神に、人間一人ひとりの無限の可能性を開きゆく広宣の直道がある。
 日本も世界も、激動と不安の中にある。誰もが心から信頼できる何かを求めている。だからこそ、私たちは、目の前の一人を大切にし、相手の仏性を信じ、確信を持って語るのだ。
 粘り強い大誠実の対話は、悪意や偏見も打ち破る。確かな友情を結び、仏縁を広げていくのだ。
 恩師・戸田先生は水滸会や華陽会の折々に、「巌窟王の心」とは、何があっても巌の如く信念を貫き通す折伏精神であると教えてくださった。
 この心で、私は恩師の出獄から十二年後の七月三日に入獄した。全く無実の罪であった。本年夏で六十年となる。「師弟共戦」と「異体同心」の信心は無敵なりと、満天下に示し切ってきた。
 そして今、わが愛弟子たちが一切を受け継ぎ、師弟の正義を、巌窟王の如く威風堂々と勝ち示してくれることを、私は大確信してやまない。

凱旋の鐘を打て

 戸田講堂の平和ロビーには、二〇〇一年の「五月三日」を記念する第一回東京総会に際し、私が鳴らした「七つの鐘」のオブジェがあった。
 今回、湧き上がる思いのまま、「わが全同志に勝利の鐘よ響け! 大東京に凱歌よ轟け!」と、再び強く、また強く鐘を打ち鳴らした。
 鐘の響きには、深く共鳴しつつ、はるか彼方まで届いて、魂を呼び覚ます力がある。
 我らも大歓喜の生命の躍動を、一人また一人と伝え、社会へ、世界へ、未来へ、大いなる希望の波動を広げていくのだ。
 さあ、広宣流布の峰を目指し、共に、共々に、勇気凜々と、晴れやかな凱旋の暁鐘を、打ち鳴らそうではないか!

 (随時、掲載いたします)

〈小説「新・人間革命」〉 雌伏 三十七を読んだ感想と決意 島幸弘

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荒川文化会館に到着した山本伸一は、集っていた鼓笛隊のメンバーらと共に勤行し、鼓笛隊総会の成功、そして、鼓笛の乙女らの成長と幸せを願い、深い祈りを捧げた。
 また、荒川のメンバーの代表とも懇談し、活動の模様などに耳を傾けた。話題が一九五七年(昭和三十二年)八月の、伸一の荒川指導に及ぶと、彼は言った。
 「私は、あの闘争で、草創の同志と共に、あえて困難な課題に挑戦し、“勝利王・荒川”の歴史を創りました。この戦いによって、皆が“広宣流布の苦難の峰を乗り越えてこそ、大勝利の歓喜と感動が生まれ、崩れざる幸福境涯を築くことができる”との大確信を、深く生命に刻みました。
 あれから二十余年がたつ。今度は、皆さんがその伝統のうえに、さらに新しい勝利の歴史を創り、後輩たちに伝えていってください。
 広宣流布の勝利の伝統というのは、同じことを繰り返しているだけでは、守ることも創ることもできません。時代も、社会も、大きく変わっていくからです。常に創意工夫を重ね、新しい挑戦を続け、勝ち抜いていってこそ、それが伝統になるんです。つまり、伝えるべきは“戦う心”です」
 “戦う心”という精神の遺産は、話だけで受け継がれていくものではない。共に活動に励む実践のなかで生まれる魂の共感と触発によって、先輩から後輩へ、人から人へと、伝わり流れていくのである。
 伸一は、言葉をついだ。
 「今こそ、荒川の一人ひとりが、山本伸一となって敢闘してほしい。一つの区に、未来へと続く不敗、常勝の伝統ができれば、学会は永遠に栄えます。皆が、そこを模範として学んでいくからです。荒川には、その大使命があることを忘れないでください。
 私は今、自由に会合に出て、指導することもできません。こういう時だからこそ、皆さんに立ってほしい。すべてに勝って、学会は盤石であることを証明してほしいんです」
 決意に輝く同志の眼が凜々しかった。

 〈小説「新・人間革命」〉 雌伏 三十七を読んだ感想と決意 島幸弘

“戦う心”という精神の遺産は、話だけで受け継がれていくものではない。共に活動に励む実践のなかで生まれる魂の共感と触発によって、先輩から後輩へ、人から人へと、伝わり流れていくのである。」2月より地元支部長と共に家庭訪問をしている。悩むより家庭訪問した方が解決により近くなる。家庭訪問し各家庭の実情を身で体験し自宅に戻りお題目をおくる、祈る。こうして毎月の先駆の日を迎えていく!