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2017年4月28日 AM 10:59

〈小説「新・人間革命」〉 雌伏 二十九を読んだ感想と決意 島幸弘

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山本伸一は、来る日も来る日も、神奈川研修道場や新宿文化会館などで、各地や各部の代表らと懇談し、指導・激励を続けた。
 一部の週刊誌などは、相変わらず学会批判を続け、捏造、歪曲した報道も盛んであった。しかし、伸一は、悠然と、太陽が己の軌道を黙々と進むように、個人指導を重ねていった。励ました同志が、信心に奮い立ち、宿業の障壁に挑み、乗り越え、人生の凱歌を響かせる姿を見ることに勝る感動はない。
 伸一は、青年たちとも好んで懇談した。神奈川文化会館で数人の男子部、学生部の幹部らと語り合った折、彼は尋ねた。
 「学会は新出発して半年以上が経過したが、青年は元気かね」
 男子部の幹部が答えた。
 「はい。頑張っています。ただ、先生が会合で指導されることがなくなってしまい、皆、寂しい思いをしています」
 伸一は、すかさず言った。
 「そう感じたならば、青年が立ち上がるんです。そうでなければ、傍観者であり、主体者ではない。自分が一切を担おうと決めて、前進の原動力となっていくのが青年です」
 男子部の幹部が、困惑した顔で語った。
 「新しい活動などを提案しても、壮年の先輩たちは、なかなか賛成してくれません」
 伸一は、笑みを浮かべた。
 「青年が新しいものを企画し、先輩である壮年たちが反対する――多かれ、少なかれ、どの団体や社会でもあるものだ。
 年配者には、何事にせよ、豊富な経験がある。そこから導き出された経験的法則というものがあり、その尺度で物事を判断する。
 この経験則という裏づけがあるだけに、年配者の判断には間違いは少ない。しかし、自分が経験していない物事には否定的になりやすい。また、時代が大きく変化している場合には、経験則が役に立たなくなる。それが認識できないと、判断を誤ってしまう。
 壮年幹部の側は、その点を心して、青年の意見に、積極的に耳を傾けていくべきです」

 〈小説「新・人間革命」〉 雌伏 二十九を読んだ感想と決意 島幸弘

新しい流れ、変革の兆しを多くの先輩方は「例がない、うまく行くはずがない」と建設的な意見を却下する方々が多い。歴史上改革が行われるときは先駆者たちは常にその障壁と戦い、そして潰れたり乗りこえたりしてきて現在の時代がある。歴史上もっともよくないことはもちろん戦争である。この悲惨の二字だけは繰り返してはならない。
しかし、新しい歴史を造るのは青年の熱と情熱であると戸田先生はおっしゃっています。私自身が未来の流れを阻んでしまうような愚かな人間にはなりたくない!日々勇猛精進の人生を歩んでいこう!