創価学会仏壇の桜梅桃李のお知らせ・日常が、ここでご覧になれます。

  • 桜梅桃李.com
  • 昭和57年創業以来38,000件以上の創価学会仏壇を安心価格でお届けしています。
  • 昭和57年創業以来38,創価学会・SGI仏壇の事ならお気軽にご相談ください
  • 0120-7676-43 電話受付 10:00~18:00 水曜・日曜定休
サイズから選ぶ

2016年10月31日 PM 02:38

情熱店長ブログ

〈小説「新・人間革命」〉 源流 五十を読んだ感想と決意 島幸弘

20161031143853.png
パトナは、その昔、「花の都」(パータリプトラ)と讃えられた街である。
緑が多く、道を行くと、車に交じって、鈴の音を響かせながら闊歩する牛車の姿も見られ、のどかな風景が広がっていた。
午後四時前、山本伸一は、ジャイプラカシ・ナラヤンの自宅を訪ねた。ナラヤンは、マハトマ・ガンジーの弟子であり、
“インドの良心”として、民衆から敬愛されているインドの精神的指導者である。
 
土壁の家が立ち並ぶ路地裏の入り組んだ道を車で進み、白い石造りの家に着いた。思いのほか質素な建物であった。
ナラヤンは、銀縁のメガネの奥に柔和な眼差しを浮かべ、初対面の伸一を歓迎し、黄色い花のレイを、手ずから首にかけてくれた。
彼の茶色のガウンからマフラーが覗いていた。体を冷やさぬよう気遣っているのであろう。既に七十六歳の高齢であり、健康が優れ
ぬため、週に何度か病院に通い、自宅で静養していると聞いていた。それにもかかわらず、丁重に出迎え、会談の時間を取ってくれ
た真心に、伸一は深い感動を覚えた。
 
ナラヤンは、高校時代に国民革命の理想に燃え、非暴力・不服従運動に参加する。やがてアメリカに渡り、そこで、マルクスの革命
思想に傾斜していく。急進的な社会改革に心を動かされ、ガンジーの非暴力の闘争を否定し、武力革命を肯定した時代もあった。
しかし、ガンジーの高弟・ビノバ・バーベに触発され、再び非暴力革命の道をめざすようになる。紆余曲折を経て、ガンジーの懐に
帰ってきたのだ。“良心”の大地ともいうべきガンジーの思想は、ナラヤンの“良心”の樹木を蘇生させていったのである。
 
ガンジー亡きあと、彼は、師の思想を受け継ぎ、すべての階層の人びとの向上をめざす「サルボダヤ運動」を展開していった。
どんなに豊かそうに見えても、その陰で虐げられ、飢え、苦しむ人のいる社会の繁栄は虚構にすぎない。皆が等しく幸せを享受して
こそ、本当の繁栄といえよう。

 源流 五十を読んだ感想と決意 島幸弘

ガンジーの弟子であるナラヤン、そのナラヤンも青年期に様々な思想に感化されたが、最終的に師でるガンジーに戻ってきました。自分自身の心が定まらず個人の思想が定まらない限り、人は不変的に心が揺れ、そしてどこかよそに自分自身の幸福があると錯覚する。ちょうど青い鳥の物語のようなもの、しっかりと自分自身の個の命に向かうきっかけを作れば、自然に心が定まり本来の自分の心の確信がつかめることになる。創価学会の信心は、日蓮大聖人の南無妙法蓮華経のご本尊様に向かいお題目を唱える行動によって、自分自身の命の無限の可能性を信じ行じて自分自身の本来望む人生へと進化していくのある。この素晴らしい自己実現の信心を一人でも多くの方にお伝えしていきたい!