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2017年4月22日 PM 03:43

情熱店長ブログ

〈小説「新・人間革命」〉 雌伏 二十五を読んだ感想と決意 島幸弘

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山本伸一は、創立者として創価大学、創価高校・中学、東京創価小学校の諸行事等にも、極力、出席するように努めた。彼は、人生の最後の事業と定めた教育に、今こそ、最大の力を注ごうと決意していたのである。
 九月には、創大生や学園生の代表と一緒に、国立市の梨園へ梨狩りにも行った。
 創価大学では、秋期スクーリングに参加していた通信教育部の学生たちと記念撮影もした。彼は、働き学ぶ通教生の大変さを痛感していた。自身も勤労学生であったからだ。
 伸一は、戦後、東洋商業(後の東洋高校)の夜学を出て、大世学院の夜学に進んだ。入学した翌年の一九四九年(昭和二十四年)一月から、戸田城聖が経営する出版社に勤務した。この年の秋、不況の煽りを受け、会社の経営が行き詰まり、残務整理に追われる日が続き、やがて夜学を断念する。戸田は伸一に万般の学問を授けるため、全精魂を注いで個人教授を行う。いわゆる「戸田大学」である。
 そして、伸一が会長に就任して六年ほど過ぎたころ、大世学院の後身となる富士短期大学(後の東京富士大学)から、卒業のためのリポートを提出してはどうかとの強い勧めがあった。彼は、教えを受けた大世学院の高田勇道院長に報いる意味からも、学校側の厚意に応えることにした。
 当時、伸一は、日本国内はもとより、欧米訪問など、東奔西走の日々であり、小説『人間革命』の執筆もあった。そのなかでリポート提出のための関係書籍を買い求め、移動の車中や、会合と会合のわずかな時間を縫うようにして学習に励み、「日本における産業資本の確立とその特質」(経済史)など、十のリポートを書き上げていった。
 したがって伸一には、通教生たちの苦闘が痛いほどわかるのである。それだけに断じて負けないでほしかった。最後まで挫けずに、卒業の栄冠を手にしてほしかったのである。
 「鉄は炎の中で鍛えられ、人は困難の中で鍛えられる」(注)とは、中央アジアの誇り高きカザフ民族の箴言である。

 小説『新・人間革命』の引用文献
 注 『カザフ民族の諺と慣用句』V・B・ザハーロフ、A・T・スマイロワ編訳、カチェヴニキ出版所(ロシア語)

 〈小説「新・人間革命」〉 雌伏 二十五を読んだ感想と決意 島幸弘

人生の醍醐味はその人の経験した事、体験した事で得られるものであると思う。自分の人生が苦難の連続だとしても、それが自分の人生だし願兼於業なのである。この仏法の凄さは経験した分だけ得られ、醍醐味を味わう時も続くのではないだろうか?自分自身の人生こそが醍醐味であるはずだ!