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2017年3月17日 AM 10:15

情熱店長ブログ

〈小説「新・人間革命」〉 大山 六十二を読んだ感想と決意 島幸弘

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この日の総会には、いつもの学会の会合に見られる、あの弾けるような生命の躍動も歓喜もなかった。広がる青空とは裏腹に、暗鬱な雲が皆の心を覆っていた。
 運営にあたる幹部らは、僧たちを刺激するまいと、腫れ物に触るように、彼らの顔色に一喜一憂していた。
 開会前には、青年部の幹部から、山本伸一の入場や登壇の折に、声をかけたり、歓声をあげて拍手をしたりすることのないように徹底された。それを聞いた伸一は、修羅に怯えるかのような、その心根が悲しかった。
 伸一が、会場である体育館の壇上に姿を見せた。皆、大拍手で迎えたい気持ちを抑え、黙って熱い視線を彼に注いだ。
 「開会の辞」で幕を開けた総会は、「“七つの鐘”の総仕上げと未来への展望」、青年部と教学部の「代表抱負」と進んだ。
 どの登壇者も、伸一の第三代会長としての奮闘や事績に触れることを、あえて避けていた。後に、ある婦人は、この総会を振り返って、こう怒りをあらわにして語っていた。
 「山本先生は、十九年間、私たちのために走り抜いてこられた。どうして誰も、『今日の広宣流布の大発展は、山本先生のおかげです』と言えないんですか!」
 次いで「名誉会長あいさつ」となり、伸一が登壇した。ためらうような、まばらな拍手が起こった。参加者から見て壇上右側の大半を僧たちが占めている。“衣の権威”の監視下に置かれたような、重苦しい雰囲気が支配していた。しかし、伸一を見詰める参加者の目は真剣そのものであった。声に出して叫びたい思いを抑えに抑えている健気な同志の心が、彼には、びんびんと伝わってくる。
 “大丈夫だ! いよいよこれからだよ”と心で語りかけながら場内を見渡し、にっこりと微笑み、一礼した。そこには、いつもと変わらぬ伸一がいた。「師子王は百獣にをぢず・師子の子・又かくのごとし」(御書一一九〇ページ)である。伸一は、今こそ、一人ひとりが師子のごとく、強くなってもらいたかった。

 〈小説「新・人間革命」〉 大山 六十二を読んだ感想と決意 島幸弘

創価学会の会合は司会の確信ある第一声で決まる。新たな旅立ちのスタートに際して当時の執行部はこのような心持でいたのであろう。私は揶揄や批判の気持ちで言っているのではない。毅然とした態度で運営されていれば言葉ジリがそうなったとしても、参加されている創価同志のこころにこのような反映はされていないはずである。自分自身に置き換えよう、現実に四面楚歌の状況になったその時、私が毅然とした態度で微動だにせずにいられるかどうか?である。若かりし頃は自信が無かったのは事実、自身の無い男が自信を持てる、心が強くなるためにこの信心をしてきた。数々の訓練をして頂き、壮年となった今、自信あふれる現在がある。これが創価学会の信心で無くて何の功徳であろう!私が願った通り、祈ってきたとおりの人生がここにある。さらに私にはこれから果たさん!「夢、希望」がある。私がいるところは常寂光土であるとの確信でこれからも生きていこう!